仕事帰りに乗ったタクシーで、心ない言葉を浴びせられた女性。
言い返せなかった自分に涙しながらも、ある行動を起こしたことで思わぬ展開が待ち受けていました。
今回は筆者の友人から聞いた、モヤッとしつつも前向きになれるエピソードをご紹介します。
タクシー
これは、ある雨上がりの蒸し暑い夜にあった出来事です。
しばらく繁忙期に入っていたこともあり、その日も3時間ほど残業してからようやく退勤できました。
とはいえ、営業職で歩き回っているせいかヒールで足も痛く、何だか猛烈に疲れていた私。
最寄り駅から自宅までは短い距離ではあるものの、タクシーを使うことにしたのです。
しかし、その判断がさらに辛い思いをすることにつながるとは、想像もしていませんでした……。
疲れ切った体で乗り込み、行き先を告げた瞬間、なんと運転席から舌打ちが聞こえ、嫌味を言われたのです。
「若いのに、こんな距離すら歩けないのか」
心ない言葉
最初は聞き間違いかと思っていたのですが、ドアを閉めた後、運転手の60代くらいの男性は続けて私を見下してきたのです。
「ちょっとは運動した方が痩せると思うよ?」
「ラクすることばかり覚えちゃって、これだから若者は~」
目も合わせずに、まるで独り言のように吐き捨てる声。
その小さな嫌味が、私の心に重く響きました。
その時は驚きや恐怖もあって何も言い返すこともできず、ただ目的地まで黙って耐えた私。
料金を払って降りたあと、ふと顔を拭うと涙が溢れていました。
あまりにも理不尽で、どうしてこんなことを言われなければならないのかという悔しさ。そして、何も言い返せなかった自分への不甲斐なさ。
自分の感情がうまく整理できなかったことを今でも覚えています……。

