まるで日本昔話のよう
「私にはそのできごとが、まるで日本昔話のように思えてきました。金髪男という鬼を勇気ある姫が成敗して村を守ったという。それで、なんだかほっこりとした気持ちで自宅まで帰ることができたんですよね」それ以来、もしまたあんな局面に出くわすことがあれば、今度は自分も助けてあげる側になりたいと思うようになったそう。
「それぐらいかっこよかったですし、あの女性のおかげであの1日を台無しにせずに済んだことがありがたく、むしろ良い思い出にしてもらえて感謝しているんですよね」と微笑む咲子さんなのでした。
<文・イラスト/鈴木詩子>
【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

