瀬戸内海の牡蠣生産者の被害状況
10月時点でも、瀬戸内海の牡蠣の被害は深刻だ。

広島県三原市では、10月に出荷予定だった生鮮牡蠣の約5割分が生育不良、または牡蠣自体が死んでしまっている状態だという。例年と比較しても今年は特にひどく、ほかの生産者も同じような状況になっている。

同県呉市でも被害が大きい。海水温が高すぎた影響で海中のプランクトンが急激に増えたり減ったりしたため、それをエサにしている牡蠣が腹を壊し、下痢をしているようなイメージだという。そのため、牡蠣の身がやせ細り、水っぽくなってしまっている。本来出荷すべき生鮮牡蠣の約8割程度が死滅。

また、今シーズン出荷分のいかだだけでなく、来シーズン出荷予定分のいかだの牡蠣も死滅した生産者もいる。海水温の上昇によるものなのか、牡蠣に悪いものが流れていたのかなど、原因は不明だそう。

廿日市市では、4〜5割くらいが死滅している状況。

岡山県備前市では、9月までは問題なかったが、その後に大きくなった牡蠣が死に、販売できない状態になっている。一般的に牡蠣は8月頃までに産卵するが、今年は海水温が下がらなかったこともあり、9月中旬頃まで産卵が続いていた。ただし、このことが死滅に関連しているかどうかは不明だという。
甚大な被害を受けている瀬戸内海の牡蠣生産者を応援する食べチョクの取り組みに注目したい。
■食べチョク「令和7年 瀬戸内海の牡蠣大量死 被害支援プログラム」
プログラム概要:
https://www.tabechoku.com/feature_articles/oyster-support-202510
特集ページ:
https://www.tabechoku.com/groups/5120
(淺野 陽介)
