「大人がマイコプラズマ肺炎」を発症するとどんな症状が現れるかご存知ですか?

「大人がマイコプラズマ肺炎」を発症するとどんな症状が現れるかご存知ですか?

マイコプラズマ肺炎の診断・治療・予防

マイコプラズマ肺炎の診断・治療・予防

マイコプラズマ肺炎はどのように診断されますか?

マイコプラズマ肺炎の診断は、問診や聴診のほか、必要に応じて検査を実施されます。

迅速な診断には、喉のぬぐい液を採取する抗原検査が用いられることが多く、15分程度で結果が判明します。
ただし、この検査は、陰性でも感染の可能性があるため注意が必要です。
より精密な診断には、血液検査や核酸増幅法(LAMP法・Qプローブ法)などが行われます。血液検査ではマイコプラズマに対する抗体を測定しますが、結果が出るまでに時間がかかります。

ただし、核酸増幅法は、実施できる医療機関が限られているため、注意が必要です。
どの検査を受けるかは、患者さんの症状や医師の判断によって決まるため、診察時に相談することが重要です。

マイコプラズマ肺炎の治療法を教えてください

マイコプラズマ肺炎の治療には、マクロライド系の抗菌薬が用いられます。
ほとんどの患者さんは軽症で済み、適切な治療によって症状が徐々に改善していくとされています。
ただし、近年では抗菌薬が効かない”耐性菌”の増加が指摘されており、その場合は別の抗菌薬が選択されることもあります。

軽症の場合は自宅での安静が基本ですが、重症化すると入院が必要になることもあります。高熱が続いたり、呼吸が苦しくなったりした場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。また、咳が長引くことが多いとされているため、症状が続く場合は適切な治療を受けることが推奨されます。

マイコプラズマ肺炎の予防法を教えてください

マイコプラズマ肺炎には有効なワクチンがなく、予防法は確立されていません。
そのため、日常的な感染対策を徹底することが重要です。

予防の基本は、手洗いや咳エチケットを守ることです。外出後や食事の前後には石鹸を使って丁寧に手を洗い、咳やくしゃみをする際にはハンカチや腕でお口を覆うようにしましょう。また、家庭内感染を防ぐため、食器やタオルの共有を避けることも効果的とされています。

なかでも、家族のなかに感染した患者さんがいる場合は注意が必要です。こまめな換気を行い、マスクを着用することで感染リスクの減少が期待できます。
免疫力を維持するために、十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がけることも予防の一環となります。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

マイコプラズマ肺炎は、長引く咳や発熱を伴う感染症で、特に秋冬に発症しやすい病気です。大人も子どもも感染する可能性があり、重症化を防ぐためには早期の診断と適切な治療が大切です。
予防のために、手洗いや咳エチケットを徹底し、体調管理を心がけましょう。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまでマイコプラズマ肺炎の大人への感染についてお伝えしてきました。要点をまとめると以下のとおりです。

マイコプラズマ肺炎は長引く咳や発熱を特徴とする細菌性の呼吸器感染症で、飛沫や接触で感染し、特に小児に多いとされている

大人のマイコプラズマ肺炎は高熱や長引く湿った咳を伴い、重症化しやすく、家庭内や職場で感染が広がる恐れがある

マイコプラズマ肺炎の診断は抗原検査や血液検査で行い、治療は抗菌薬が基本となる

もし長引く咳や息苦しさを感じたら、無理をせず医療機関を受診しましょう。
この記事が、マイコプラズマ肺炎についての理解を深め、適切な対処の一助となれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

参考文献

マイコプラズマ肺炎|厚生労働省

マイコプラズマ肺炎に関するQ&A平成23年12月作成、平成24年10月改訂|厚生労働省

マイコプラズマ肺炎とは|国立感染症研究所

配信元: Medical DOC

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