いつもよりもゆっくりとした生活を心がける
保育所では、朝来たときに「風邪気味かもしれない」と思ったら、「いつもよりもゆっくりとした生活」を心がけるようにしています。
具体的には、3つのポイントがあります。
1.外遊びはしない
お天気がいい日であっても、公園などの戸外へは出ず、室内遊びで過ごすようにします。
2.よく寝かせる
夜もそうですが、風邪気味のときはいつも以上に昼寝もしっかりとさせてあげようと意識しています。寝苦しかったり、寝にくかったりすることもあるので、いつでも対応できるように、そばで見守ると安心です。
3.消化のいい食事を用意する
風邪気味など、体調がよくないときは、胃腸に負担が少なく、食べやすい消化のいいメニューを準備しましょう。
鼻水や咳で食べにくいこともありますので、いつもよりゆっくりペースで食事が進むかもしれません。無理せず、子どものペースに合わせて食べさせてあげましょう。
鼻水が出る場合の対処法
子どもは気温や湿度の変化ですぐに鼻水が出ます。大人も寒い外から温かい室内に入ったときに出ることがありますよね。鼻水は一時的に出ただけなら、心配いらないこともあるでしょう。
熱はないけれど少し鼻づまりがある場合などは、お風呂に入って蒸気を吸い上げることで、鼻水や鼻づまりがラクになります。鼻水を頻繁に出すと、ティッシュで鼻を拭く回数が多くなるため、鼻まわりの皮膚が赤くただれることがあります。できるだけ柔らかい素材の物で、やさしく拭くことを心がけてください。ワセリンや保湿クリームを塗ってケアしてあげてもいいでしょう。
病院へ行く目安は、
・黄色や緑色の粘りのある鼻水が出る
・鼻づまりがあって、呼吸が苦しい、寝にくい、いびきをかく
・水分や食事がとれない
などの症状がある場合です。
上記以外に機嫌が悪いなど、体調面で心配なことがあれば、病院へ行くように保育園ではお伝えしています。

