インフルエンザのピーク後の過ごし方

インフルエンザのピークが過ぎたら学校や仕事に行ってもよいですか?
インフルエンザのピークが過ぎて体調が回復しても、すぐに学校や仕事に復帰するのは避けましょう。身体内にはまだインフルエンザウイルスが残っていることがあり、周囲の方に感染させる可能性があるためです。
一般的にインフルエンザは、発症の前日から発症後約7日間、喉や鼻からウイルスを排出するとされています。この期間は感染拡大を防ぐためにも、外出や集団生活を控えましょう。
学校保健安全法では『発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児の場合は3日)を経過するまで出席停止』と定められています。仕事についても同様に、症状が軽くなったからといって早く復帰するのではなく、医師の指示や体調の回復状況を踏まえて判断しましょう。
参照:『令和6年度インフルエンザQ&A』(厚生労働省)
インフルエンザの症状が落ち着いたらお風呂に入ってもよいですか?
インフルエンザの症状が落ち着き、体調が安定していれば、入浴を再開しても問題ありません。ただし、まだ回復途中の時期は体力が低下しやすく、入浴方法によっては身体に負担がかかることがあります。熱いお湯に長時間浸かるような入浴は避け、まずは短時間の入浴から始める方法が適しています。お湯の温度も高すぎると疲労感につながることがあるため、ぬるめの湯に調整すると身体への負担を抑えやすくなります。
また、解熱剤の影響で一時的に熱が下がっているだけの場合や、だるさ、食欲低下、水分不足などの症状が残っている場合は、入浴によって体調が悪化する可能性があるため、入浴は控え、身体を拭くなど負担の少ない方法で清潔を保つことが適しています。
また、子どもや高齢の方は体力の回復に時間がかかるため、シャワーで汗を流す、入浴時間を短くするなど、体調に合わせて段階的に進めましょう。
インフルエンザが完治する目安の日数を教えてください
一般的に、発症から1週間程度で多くの場合は日常生活に支障がなく過ごせるまで回復します。完治の目安は、熱が下がったかどうかではなく、普段の生活を無理なく送れる状態に戻っているかどうかです。高齢の方や基礎疾患のある方は回復に時間がかかることもあり、個人差があります。
症状がよくならない、あるいは体調に不安がある場合は、医療機関を受診し、医師に相談することがすすめられます。
参照:『インフルエンザ施設内感染予防の手引き』(厚生労働省)
編集部まとめ

インフルエンザは、感染から1〜3日で発症し、さらに1〜3日で高熱や倦怠感などのピークを迎えるのが一般的です。その後は徐々に解熱していきますが、体力の回復には数日を要するため、無理をすると症状が長引くこともあります。発症後5日、かつ解熱後2〜3日が経過するまでは、登校や出勤を控え、周囲への感染拡大を防ぐことを意識しましょう。
多くの場合、発症から1週間程度で回復しますが、小児や高齢の方、基礎疾患を持つ方は重症化する可能性もあるため、症状の変化に注意し、必要に応じて早めに医療機関を受診しましょう。
参考文献
『インフルエンザ施設内感染予防の手引き』(厚生労働省)
『Signs and Symptoms of Flu』(CDC)
『インフルエンザ』(愛知県薬剤師会)
『令和6年度インフルエンザQ&A』(厚生労働省)
『新型インフルエンザ 診療ガイドライン(第1版)』(一般社団法人日本感染症学会)

