
「マイ・デーモン」(2023年)のキム・ユジョンと「ペントハウス」シリーズのキム・ヨンデが共演する韓国発のロマンス・スリラー「親愛なるX」の第1~4話が、11月6日に配信された。「マイ・デーモン」では悪魔に心をかき乱されるワーカホリックなCEOをコミカルに演じたユジョンが、今作ではガラリと印象を変え、生き抜くために仮面をかぶった美しきソシオパスのペク・アジンを怪演。1話から冷たいほほ笑みと残酷な所業で視聴者を戦慄(せんりつ)させた。(以下、4話までのネタバレを含みます)
■ターゲット“X”を排除していくアジン
「親愛なるX」は、美しい顔の裏に残酷な本性を隠し、地獄から抜け出すためにターゲットである“X”たちを残酷に踏みにじっていく主人公アジンと、彼女を救うために地獄を歩むことを選んだユン・ジュンソ(ヨンデ)の切なく苦しい愛を描く物語。原作は同名人気WEBトゥーンだ。
アジンが生き抜くために身に付けた武器は、他人の心を見透かして操る能力だった。幼少期の残酷な経験を経て、仮面をかぶることを覚えた彼女は、いつでも交換し、排除できるXたちを踏み台にし、頂点を目指す。だが、その先には彼女に踏みにじられたXたちによる反撃が待ち受けていた――。
1話でアジンが目障りなクラスメート・ソンヒ(キム・イギョン)を“排除”する高校時代のエピソードが描かれ、2~4話ではアジンが自分を縛りつけていた父親・ソンギュ(ペ・スビン)を排除し、トップ女優への道を歩き出す姿が、輝かしい表の顔と残忍な裏の顔の対比が鮮やかに描かれている。

■雨の中、血だらけで…ユジョンが見せた狂気の演技
最初の4エピソードで、アジンがトップ女優へと上り詰めていく、その強烈なバック・グラウンド・ストーリーがじっくりと描かれた。視聴者を魅了したのは、ユジョン演じるアジンの賢くも残忍なキャラクターだ。
相手の心に入り込む華やかで無垢な笑顔と、狙ったXを必ず破滅へ追い込む冷たいまなざし。アジンはその2つを自在に使い分け、その場の誰もがアジンの言葉を信じるように仕向け、緻密かつ大胆にXを追い詰めていく。

1話ではソンヒの壮絶ないじめを淡々と受け止め、反対に全てを失ってボロボロになったソンヒを抱き締めて「ターゲットになってくれて楽しかった」と、清純な笑顔でその髪を優しくなでたアジン。その後、2話、3話、4話と時間経過に従い、どんどんソシオパスぶりに磨きがかかっていく。
圧巻は3話終盤、父ソンギュを排除した後のシーン。雨の中立ち尽くし、顔中血まみれで涙を流しながらも笑いが止まらない…という、狂気に満ちた演技で視聴者を魅了した。
■視聴者震撼「キム・ユジョンの演技に鳥肌!」
アジンが2つの顔を使い分け、Xたちを事もなげに排除していく展開に、視聴者からは「アジンの悪女っぷりが残酷なほど美しくて…」「アジンが浮かべる少女のような笑顔がまた魅力的過ぎて、あれは洗脳されるよ…」「キム・ユジョンの演技に鳥肌!」「ここまで狂気的なキム・ユジョンが見られるとは」「キム・ユジョンはもちろんキャストみんな演技がすごくて引き込まれた!」といった声が続々と上がった。
さらに、ユジョン演じるアジンとヨンデ演じるジュンソ、キム・ドフン演じるキム・ジェオの関係性にも注目が集まった。
親同士の再婚で一時はきょうだいとして育ったアジンとジュンソ。ジュンソはアジンを守るためなら全てを失う覚悟を決めている。「僕は離れない。君が罰を受ける時、僕も受けなくちゃ」とアジンを抱き締めるジュンソだが、アジンは頂点に立つため、そんなジュンソにも背を向ける。
一方、ジェオはアジンの魔性のまなざしに魅了され彼女に協力する――。高校時代を描いた第1話では、保健室のベッドでジュンソがアジンに覆いかぶさるシーン、学校裏でアジンがドフンの胸に飛び込むシーンなど、制服姿のメインキャストたちの美しさ際立つシーンも登場し、視聴者を魅了した。
「親愛なるX」(全12話)は、毎週木曜に2話ずつディズニープラスのスターで配信中。
◆文=ザテレビジョンドラマ部


