自己分析の新しいツールとして定着
最も注目すべきは、MBTI診断を知っている学生の61%が「自己分析に活用している」と回答したことです。特に「いつも活用している」(7.6%)や「ほとんど活用している」(21.5%)と答えた約3割の学生は、MBTI診断を積極的に就職活動に取り入れている層と考えられます。
これは、現代の就活生が企業の知名度や待遇だけでなく、「自分の価値観に合うか」という点を重視する傾向の表れといえるでしょう。自分自身の性格や特性を客観的に把握するためのツールとして、MBTI診断が新たな選択肢となっているのです。
職業選択への影響は二極化
MBTI診断の結果が職業選択に「とても影響する」「やや影響する」と答えた学生は合計39%でした。約4割の学生が、就職という人生の重要な決断にMBTI診断を参考にしている実態が明らかになりました。
一方で、「あまり影響しないと思う」(22.1%)「全く影響しないと思う」(12.2%)と否定的な回答も約3割存在し、学生の間で意見が分かれている状況です。

