夏帆と竹内涼真がW主演を務める火曜ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系／TVerにて配信)の第6話が11月11日に放送。勝男(竹内)が作った料理を、鮎美(夏帆)がおいしそうに食べたシーンに多くの声が上がり、SNSが盛り上がった。(以下、ネタバレを含みます)
■「じゃあ、あんたが作ってみろよ」とは
本作は、「第26回手塚治虫文化賞」で新生賞を受賞した漫画家・谷口菜津子が手掛けた同名漫画をドラマ化。完璧だったはずの恋人生活に終止符を打った男女の姿を通して、現代日本の「あたりまえ」を見直していく“成長＆再生ロマンスコメディー”だ。
物語の主人公は、恋人のために手の込んだ料理を作り、“恋人ファースト”な彼女を演じてきたゆえに、次第に自分を見失ってしまった女性・山岸鮎美(夏帆)と、鮎美の彼氏で令和の時代には少し珍しい「料理は女が作って当たり前！」という亭主関白思考な海老原勝男(竹内)。
大学時代に付き合い始めた2人は、同居にも慣れ、順調に交際を続けているように思えたが、勝男がプロポーズした直後に別れてしまう。その原因の一つとなった「料理を作る」というきっかけを通じて、2人は“当たり前”と思っていたものを見つめ直し成長していく。
キャストは竹内と夏帆のほかに、鮎美と別れた勝男がマッチングアプリで出会う初めての女友達・柏倉椿を中条あやみ、勝男と別れた鮎美の前に現れる酒店の店員で、勝男の恋のライバルとなるミナトを青木柚、勝男の料理上手な後輩で、勝男の良き理解者となる白崎ルイを前原瑞樹、鮎美の運命を変える個性爆発美容師・吉井渚をサーヤ(ラランド)、渚の夫で情報通のバーテンダー・吉井太平を楽駆、勝男の後輩・南川あみなを杏花が演じる。
また、勝男の父で、勝男が古い価値観を持ってしまった原因である海老原勝に菅原大吉、勝男の母で、献身的に夫・勝を支えてきた海老原陽子に池津祥子、勝男の上司で、古い常識や価値観にとらわれている高田義史に平原テツ、さらに、勝男が“完璧な男になるためのバイブル”として熱中する劇中トレンディドラマ「フォーエバーラブは東京で」のキャストには、恋に仕事に“真っ直ぐバカ”な熱き青年・榊原俊平役に橘優輝、天真爛漫で可憐なヒロイン・長坂真理役に青島心が扮(ふん)する。
■勝男は椿のホームパーティーに参加するが…
ミナトから「結婚願望がない」と突然の別れを告げられた鮎美は、そのことを誰にも告げずに一人暮らしをスタートさせる。だが、気づけば2人分の食事を作ってしまうなど、ふとした時にミナトの不在を実感する。
一方、勝男は、近々鮎美を連れて結婚のあいさつをしに帰ってくると思っている父・勝に鮎美と別れたことを言い出せず、後ろめたい気持ちを抱いていた。そんな中でも鶏がらスープを自分で作り始めるなど、めきめきと料理の腕を上げる勝男。
ある日、椿からホームパーティーに誘われた勝男は、はりきって用意した小籠包を持参するのだった。
■鮎美が勝男の作った料理を食べたシーンに「より戻しちゃえよ！」の声
パーティーの参加者たちは、勝男が作ってきた小籠包を見て「おいしそう！」と盛り上がるが、「まずはじめは塩だけで食べてみてください。で、2個目は酢で…まぁ好きに食べてください」と、いつもの悪い癖が出た勝男の発言にドン引きしてしまう。
その後も彼らとノリが合わず居心地が悪くなった勝男は、テーブルに残ったままの小籠包を見て「もったいない」とつぶやく。結局パーティーを途中で抜けだし、1人図書館へと出かけた勝男。
図書館でばったり鮎美と遭遇した勝男は、パーティーから持ち帰った手作りの小籠包を鮎美に食べてもらうのだった。
鮎美が勝男の作った小籠包を食べたシーンに、「より戻しちゃえよ！」「運命なのでは？」「小籠包食べてくれるのーーー」「ええ感じやん」「わーいい距離感」「やっぱり2人がお似合いだよ！」「なんか泣けてきたんだけど」「軽率に元サヤに戻ってもいいのでは？って思っちゃうくらいかわいい2人」「あかん、泣きそう」「今なら元に戻っていいよ、カツオ成長した!!」「エビカツが報われようとしている」「誰よりもアユミのこと好きじゃん」などの声が上がり、X(旧Twitter)のトレンド3位にランクインしていた。
このあと、ミナトと別れたことを鮎美が勝男に打ち明ける場面もあった第6話。次話以降の展開にも期待したい。
◆文＝奥村百恵
