Xユーザーたち、後継談義に花咲かす
JR東日本の人気マスコットキャラクター、Suicaペンギンが2026年度末に「卒業」するとの発表が、大きな反響を呼んでいます。2025年11月12日(水)現在、多くのユーザーがこのニュースに驚き、悲しみの声を上げていますが、同時に「後継キャラクターは誰になるのか?」という議論がSNS上で盛り上がっています。
特にX(旧ツイッター)ではさまざまなキャラが自薦で名乗り出たり他薦で浮上したりと、さながら“後継争い”のようなにぎわいを見せています。
例えば、高松琴平電気鉄道(ことでん)のマスコットであるイルカの「ことちゃん」は、「まさかの卒業、おつかれさまでした。ぼくはイルカですが、ペンギン寄りなので代役可能です」とユーモアたっぷり。無料語学アプリ「Duolingo(デュオリンゴ)」のキャラ、フクロウの「Duo」は、黄緑色のカラーリングがSuicaのデザインと似ているためか「やばい、履歴書送らないと」とシンプルな一言で“立候補”を示唆しました。
JR西日本のICOCAマスコットであるカモノハシの「イコちゃん」も、過去のSuicaペンギンとのコラボを思い起こさせる形でファンから後継候補として推されており、コミュニティー内で「イコちゃんが日本統一してくれ」と期待の声が見られます。
他薦されるキャラはほかにも多岐にわたります。X上では、大阪・関西万博のマスコット「ミャクミャク」が「Suicaペンギンの後継ミャクミャク説浮上」とジョークで挙げられたほか、ファンの間で“畜生ペンギン”との異名を持つプロ野球ヤクルトスワローズの「つば九郎」について「ヤクルトスワローズはもともと国鉄スワローズなんですから、国鉄あらためJRのキャラには正統後継者としてふさわしい」と推す声や、同じくペンギンつながりで「ピングー」を挙げる声も見られました。
これらの投稿は、いいねやリポストが数千単位で集まるものもあり、SNS全体をにぎわせています。
もちろん、これらの候補はジョークやファン発の想像ですが、Suicaペンギンのシンプルで愛らしいデザインを惜しむ声は日に日に強く、「ペンギンのままでよかった」という寂しさが全体的に目立っています。また、「後任なんて荷が重過ぎる」と、デザイン担当者の苦労を想像させるものもあります。
この“後継争い”をめぐる一連の投稿はまさに、Suicaペンギンの人気の高さを物語るもの。最終的にどんな新キャラが登場するのか、JR東日本の発表を待ちつつSNSの盛り上がりを楽しむのも一興かもしれません。
(LASISA編集部)

