見えない人を描く──「諏訪敦|きみはうつくしい」に宿る、沈黙の物語【東京・天王洲 WHAT MUSEUM】

終章にかえて

本展は、評価の定まった代表作を並べる総集編ではありません。
「描けない」という足場の悪さから出発し、人物でも静物でもない“あいだ”を探り続ける、現在進行形の展覧会です。

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開催概要

諏訪の写実は、正確さを競うためではなく、不在に触れるための技法。
その筆致の隙間には、時間の層が沈んでいます。
作品の前で立ち止まれば、
そこに生きていた人、見えなかった感情、そして今この瞬間に立つ自分が、
静かに同じ地平に並んでいることに気づくでしょう。

◆諏訪敦|きみはうつくしい WHAT MUSEUM

【開催期間】2025年9月11日(木)~2026年3月1日(日)
【所在地】東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号
【アクセス】東京モノレール「天王洲アイル駅」徒歩5分
      東京臨海高速鉄道りんかい線「天王洲アイル駅」B出口 徒歩4分
      「JR品川駅」港南口 徒歩20分
【開館時間】11:00~18:00(最終入館17:00)
【休館日】月曜(祝日の場合、翌火曜休館)、年末年始(2025年12月29日(月)~2026年1月3日(土))※2026年1月5日(月)は開館
【入場料】一般1,500円、大学生/専門学校生 800円、高校生以下無料
【展覧会サイト】諏訪敦|きみはうつくしい

【主催】WHAT MUSEUM
【企画】WHAT MUSEUM、宮本武典(東京藝術大学准教授)
【特別協力】藤野可織
【協力】成山画廊
【後援】品川区、品川区教育委員会

配信元: イロハニアート

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イロハニアート

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