くる病の前兆や初期症状について
くる病は骨が弱く、やわらかく、曲がりやすくなる疾患です。
子どもでは乳歯が生えるのが遅い、身長の伸びが悪い、下肢が曲がる(O脚やX脚)、転びやすいなどの症状がみられる場合、くる病が疑われることがあります。
健診などでこれらの症状を指摘された場合は、念のため小児科や整形外科を受診することをおすすめします。
またビタミンD不足により、低カルシウム血症(血中のカルシウム濃度が低下すること)を起こし、手足や背中の筋肉のけいれんが生じることがあります。
くる病の検査・診断
問診や診察でくる病が疑われた場合、血液検査や尿検査、骨のX線検査を行います。血液検査では、血液中のカルシウム、リン、ビタミンDの濃度や、骨の合成に必要な酵素であるアルカリフォスファターゼの濃度を調べます。
ほとんどの場合、くる病では血中リン濃度の低値、アルカリホスファターゼの高値がみられます。ビタミンD欠乏性くる病ではビタミンDが低値となり、けいれんの症状がある乳児ではカルシウムも低値になります。
腎臓からのリンの排泄増加が原因となっている低リン血症性くる病では、尿中のリンの高値がみられます。くわしい原因を特定するため、FGF23というホルモンの血中濃度の測定や遺伝子検査が行われることもあります。
骨X線検査では、手首や膝の骨にくる病に特徴的な骨の変化があるかを確認します。

