体を動かす遊び「段ボールトンネル」
おうちにある段ボールをあるだけ用意します。おそらく、いろいろな大きさの段ボールがあることだと思います。子どもがギリギリ入れるだろう……というサイズの段ボールなら、小さくてもOKです。
段ボールの上下のガムテープを剥がし、筒状にして上下ともに内側に折り込みます。折り込んだ端は当たってケガをしないようにガムテープを貼りつけ補強しておきましょう。この筒状の段ボールをいくつもつくり、それぞれを合体させ、長いトンネルにします。
大きなトンネルだったのに進んでいくうちに小さなトンネルになっていたり、2方向に分かれたり。トンネルのつくり方によってさまざまな楽しさを味わえます。
子どもはトンネルの中をハイハイして進みます。このハイハイ、0歳児はお手の物でしょうが、1,2歳児にとっては久々です。全身運動になりますよ!
体を動かす遊び「おうちの中でストレッチ」
おうちの中にあるものを使って運動遊びをしていきましょう。例えば、布団やマット、クッション、踏み台、折り畳みの机など、子どもが遊んでも危なくないものを何でもかき集めてきます。布団やマットは山にして乗り越えたり、長細く畳めば平均台にもなります。クッションはいくつかあれば飛び石に。踏み台からはジャンプができ、机はトンネルになります。これらをすべて連続して置き、運動遊びをするのです。
全身運動をするので、部屋の空間を広げて遠慮なく動ける環境にし、クッションなど「ズレたり滑って危険かな?」と思うものには養生テープで床や壁とくっつけるなどの補強も大切です。ママがそばで見守りながら何度も何度もチャレンジしましょう。ママも参加できそうなら一緒に遊んで楽しみましょう。
※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)のものは誤飲する恐れがあります。赤ちゃんに渡さないでください。
おうちの中でも遊びは無限大に広がっています。工夫しながら遊んで、寒い冬を乗り越えましょう。
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。

