菅田将暉、三谷幸喜作品で得たことを語る「“ドラマとの向き合い方”の答えみたいなものを…」<もしがく>

菅田将暉、三谷幸喜作品で得たことを語る「“ドラマとの向き合い方”の答えみたいなものを…」<もしがく>

第1話完成披露試写会に登場した菅田将暉
第1話完成披露試写会に登場した菅田将暉 / 撮影:原田健

俳優の菅田将暉が9月21日、都内で開催された新ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(もしがく/毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系※10月1日[水]スタート、初回は30分拡大)の第1話完成披露試写会に、二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波、小林薫、アンミカ、西村瑞樹、大水洋介、ひょうろくと、脚本を務めた三谷幸喜と共に登壇。同ドラマを通して得たものを明かす場面があった。

■三谷幸喜の半自伝的なストーリーで描く青春群像劇

同ドラマは、1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷の半自伝的要素を含んだ完全オリジナルストーリー。三谷は25年ぶりに民放GP帯の連続ドラマの脚本を手掛ける。

昭和59(1984)年秋。蜷川幸雄に憧れる演出家の卵、久部三成(菅田)は、路頭に迷っていた。彼のあまりの横暴ぶりに、劇団から追放されてしまったのだ。あてもなくさまよう久部が迷い込んだのは、怪しいアーケード街だった。ストリップ小屋のネオンが光るその商店街は「八分坂」。東京・渋谷駅から8分でたどり着くから八分坂と呼ばれているのだが、そのアーケードにはこう刻まれている“Pray speak what has happened(何があったか話してごらん)”。無料案内所のオババ(菊地凛子)に誘われて、久部は劇場の扉を開く。

登壇した三谷は「『半自伝的』という文言があるんですけども、実はちょっと違っていて、“半半半半半半自伝”くらいなんです。僕の若かりし頃の約2カ月くらいだけ体験したことを基に物語を作った感じなんですよね」と述懐。

一方、菅田は久部役について「演劇に情熱を燃やしている青年ですね」と語り、時代背景について「スタッフさんと共にみんなで共有していったりですとか、先輩方に当時の様子とかも聞きつつ、教えてもらいながらという感じです」と明かした。

さらに、三谷脚本について「群像劇という中で、誰一人暇じゃないというか。脚本だけ読むと、誰が主人公か分からないくらい、みんなそれぞれが前のめりにマイペースに生きているというのが、読んでいて楽しい」と魅力を語った。

■キャストとスタッフが沸いた瞬間を振り返る

また、撮影のために建てられた渋谷の街を再現したセットについて「すごかったです。見たことないです、あれだけの規模のものは。20何軒家が建っていて、一つの道が舞台セットとして組まれるなんて初めてのことだったので。もちろんスタジオだけでお芝居することも多いですけど、あの景色の中でお芝居させてもらえると、グッと温度が上がるというか。想像しなくてよくなる。目の前にあるので。すごくありがたいなと」と回顧。

最後に、菅田は「10月1日から始まります。よろしくお願いいたします。『毎週、毎週ドラマを楽しみにしていた』という時代で僕も育ってきた人間ですので、(毎週楽しみにしてもらえるような)そういうドラマに関われて本当にうれしいですし、今たくさんいろんなメディアが増えて、作品が増えている中で、個人的にも“ドラマとの向き合い方”の答えみたいなものを、このドラマの中ですごく希望を持てた作品になりました。ぜひ見てほしいです」と打ち明けた。

◆取材・文=原田健


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