老眼の前兆や初期症状について
老眼が始まると、近くを見る作業を続けたときに眼が疲れやすくなります。
パソコンやスマートフォンによる作業を続けたり、長い時間本を読んだりしたときに老眼を自覚することが多いです。
対象物に対して焦点を合わせるのに時間がかかるため、顔から新聞の距離を離さないと細かい文字が読めなかったり、手元にある本から遠くの景色に視線を変えた直後に、ぼやけて見える症状が現れます。
老眼の検査・診断
老眼が疑われるときは、視力や眼の器官、眼底、眼圧、視野の検査がおこなわれます。
検査の結果、老眼以外の病気の可能性を除外したうえで、加齢による視力低下が認められれば老眼として診断します。
視力検査
視力の低下の症状である近視や遠視、乱視が起きているか調べます。
老眼になると水晶体による光の屈折の調節が難しくなるため、これらの症状が出現するのが特徴です。
細隙灯顕微鏡検査・眼底検査
細隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査は専用の拡大鏡を使い、光を眼に当てて角膜や房水(眼球の中の液体)、瞳孔、水晶体などの状態を確認する検査です。
また、眼底検査ではカメラによって眼の血管や網膜、視神経の状態を確認します。
これらの検査で、緑内障や白内障、眼底出血などのさまざまな眼の病気がないか確かめます。
眼圧や視野の検査
眼球の表面に風を当てて、眼の圧力を調べる眼圧検査をおこないます。
眼球の房水が増えてふくらむと、眼圧が高まって緑内障になる可能性が高まるためです。
視野の検査はまっすぐ前方を見ているときに、上下左右のどの程度の範囲が見えているか調べる検査です。緑内障のほかに、視神経や脳の障害がないか確かめる手段にもなります。

