富山市ガラス美術館で台湾ガラス工芸作品の展覧会開催。台湾の豊かな文化・風土を表現

3つのセクションで構成


「ひかり宿す・ひとひらの島-台湾イメージ・ガラス工芸展」は、「在地風情(地域の風情)」「特色景物(特色ある風景)」「当代芸術(現代アート)」の3つのセクションで構成されている。

「在地風情」セクション<新竹の地域文化>では、邵尊漢(シャオ・ズンハン)氏の『歴史の石磚城之一』や、許源榮(シュイ・ユエンロン)氏の『風城米粉情』を展示。

『歴史の石磚城之一』は、ガラスのキャスティング(鋳造)技法で新竹・東門城の建築細部を表現し、書籍と組み合わせることで知識と歴史の蓄積を象徴。新竹(竹塹)築城170周年に敬意を表す作品だ。

『風城米粉情』は、引きガラス(ラフ・ストリンガー)の技法を用い、ビーフンの細やかな糸のような質感を再現。地域の食文化を温かみのある芸術言語へと昇華させている。

「特色景物」セクション<台湾の自然と人文的特色>では、鑲嵌(インレイ)技法で先住民文化の航海イメージを再現した、施英輝(シ・インホイ)氏の『蘭嶼の拼板舟』、釉薬転写とスランピング(曲げ)の技術で桐の花が舞い散る情景を描き、客家(ハッカ)文化の詩的な風情を表現した、蕭銘芚氏の『客桐吹雪美不勝収』を展示。

「当代芸術」セクション<社会、信仰、心理状態への関心>では、ブローイング(宙吹き)とキャスティング(鋳造)技法で社会構造の中の圧力と亀裂を形作り、体制に直面する現代人の心理的状況を反映した丁右尉(ディン・ヨウウェイ)氏の『穿孔』、サンドブラスト技術と象徴的な符号(シンボル)を通じ、人間性と生命に対する洞察と慈悲の心を表現した鍾錦堂(ジョン・ジンタン)氏の『慈悲之心』が展示されている。

開催期間は11月18日(月)まで

「ひかり宿す・ひとひらの島-台湾イメージ・ガラス工芸展」の開催は、11月18日(月)まで。富山地域の人や、アート好きな人は、会場で台湾のガラス工芸が放つ文化の光を間近で感じてみては。

■富山市ガラス美術館
住所:富山県富山市西町5番1号
HP:https://toyama-glass-art-museum.jp
イベントページ:https://toyama-glass-art-museum.jp/exhibition/exhibition-6772

(佐藤ゆり)

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