皮膚炎の治療
皮膚炎の治療は原因によって異なりますが、薬物療法が基本です。中でもステロイド外用薬は、先述した接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎ともに「日本皮膚科学会 ガイドライン」で推奨されている薬剤です。
ステロイド外用薬は5段階に分けられていますが、強いものを大量かつ長期的に使用すると全身的な副作用が起こりやすくなります。外用薬の副反応は皮膚萎縮や多毛、赤ら顔などです。ステロイド外用薬は適切に使用すれば全身的な副作用はほとんど起こらないため、医師の指示に従って治療を進めることが重要です。
皮膚炎になりやすい人・予防の方法
皮膚のバリア機能が低下していて、乾燥しやすい人は皮膚炎になりやすいことが知られています。乾燥を予防するには日頃のスキンケアが重要です。皮膚表層の保湿機能や水分の保持能力を補うためにクリームや軟膏を使用することも効果的です。正常な皮膚に見える部位も目に見えないだけで乾燥している可能性があるため、全身に塗布することが重要です。
入浴・シャワー時の温度にも注意が必要です。皮膚のバリア機能を回復させるために適温とされている温度は38°C〜40℃です。高温であると水分の保持能力が悪化する可能性があります。
また、アレルギー性接触皮膚炎やアトピー性皮膚炎のある方は、使用する化粧品や洗剤、薬剤などにも気をつけ自身に合った製品を選択するようにしましょう。
関連する病気
ニキビ(尋常性ざ瘡)
ケロイド
虫刺症
尋常性疣贅
疥癬
粉瘤表皮水疱症蜂窩織炎参考文献
厚生労働省「アトピー性皮膚炎の概要と基本的治療」
日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2021」
日本皮膚科学会「接触皮膚炎診療ガイドライン 2020」
日本皮膚科学会「手湿疹診療ガイドライン」

