「三叉神経痛の予防法」はご存じですか?予後についても医師が解説!

「三叉神経痛の予防法」はご存じですか?予後についても医師が解説!

突然顔に激しい痛みを感じ不安に思うことがあります。特にその痛みが繰り返し起こる場合は、それは三叉神経痛の可能性もあるでしょう。

三叉神経痛は顔面にある三叉神経が、何らかの要因で脳に異常な伝達を行ってしまうことで発症する病気です。

強い痛みをくり返すことも多く、たくさんの人がその痛みのために辛い思いをしているのです。

そこで今回は三叉神経痛の予後や予防について解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「三叉神経痛」を疑う4つの症状・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

郷 正憲

監修医師:
郷 正憲(徳島赤十字病院)

徳島赤十字病院勤務。著書は「看護師と研修医のための全身管理の本」。日本麻酔科学会専門医、日本救急医学会ICLSコースディレクター、JB-POT。

三叉神経痛の予後や予防

予防対策

三叉神経痛の予後について教えてください。

三叉神経痛では薬物療法・手術・神経ブロック・ガンマナイフなどの治療方法がありますが、予後には注意点もあります。薬物療法では長く服用することで副作用が出る薬があります。薬の服用で気になる症状が出た場合は早めに医師に相談しましょう。
手術の場合比較的成功率も高く術後早期に痛みも無くなります。ただまれに再手術が必要となるので注意が必要です。手術の合併症としてはめまいや頭痛の他運動障害などが、まれに考えられます。
予後は比較的早く通常の生活に戻れますが、その後経過観察や長期間にわたって再発がないかなどの診察が必要となる場合もあります。予防の意味もあるので診察を受けるようにしてください。

三叉神経痛を予防する方法はあるのですか?

三叉神経痛を予防する方法というのはまだわかっていません。ただ顔の神経の通り道を強く触る・強く歯磨きを行う・歯を食いしばるなどをしないことは誘発を防ぎ、発症の予防につながることはあるでしょう。
血管が硬くなることを防ぐためにバランスの良い食生活を送ることや適度な運動で予防できる可能性はあります。動脈硬化を防ぐための生活習慣が三叉神経痛の予防につながる可能性もあるのです。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

三叉神経は顔面の知覚を脳に伝えるための神経です。その伝達が上手く行かないことで起こる痛みが三叉神経痛です。三叉神経痛は激しい痛みが特徴なので、辛い思いをしている人は多いでしょう。
ただ三叉神経痛は適切な治療を行うことで痛みの軽減や解消が充分に期待できる病気でもあります。長年顔面の痛みで悩んでいる人は総合病院の頭痛口腔顔面神経疾患外来や脳神経外科を受診して医師の診断を仰いでください。

編集部まとめ

笑顔の看護師
三叉神経痛は突然顔の片側にするどい痛みを感じ、その痛みを何度も繰り返すことが特徴の病気です。

そのために通常の日常生活にも支障をきたす場合があり、ストレスのためにうつ病などを発症する人もいる辛い病気といえるでしょう。

原因などメカニズムはいまだはっきりしていませんが、三叉神経を血管が圧迫することで伝達が上手くいかず発症するのではと考えられています。

ただ適切な治療を行うことで痛みを軽減し、心身ともに健康を取り戻すことは可能な病気でもあるのです。

痛みを放置することで心身に影響を与える場合も多く、少しでも早い治療が大切になります。

顔に強い痛みを感じたなら三叉神経痛を疑い脳神経外科・神経内科・総合病院の顔面神経疾患外来などを受診することをおすすめします。

参考文献

三叉神経痛(東邦大学医療センター)

配信元: Medical DOC

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