インフルエンザウイルスにはA・B・Cの3つの種類があり、主にA型とB型が流行しやすいとされています。
本記事ではインフルエンザB型についてご紹介します。
※この記事はMedical DOCにて『「インフルエンザB型の初期症状」はご存知ですか?A型・C型の違いも解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
吉川 博昭(医師)
医学博士。日本ペインクリニック学会専門医、日本麻酔科学会専門医・指導医。研究分野は、整形外科疾患の痛みに関する予防器具の開発・監修、産業医学とメンタルヘルス、痛みに関する診療全般。
インフルエンザB型について

インフルエンザB型とは何ですか?
インフルエンザB型は、「B型インフルエンザウイルス」によって引き起こされる感染症です。感染後1〜3日間の潜伏期間を経て、発熱(38度以上)、頭痛、関節痛、倦怠感、のどの痛み、鼻水、咳などの症状が現れます。
B型インフルエンザは、A型と比べて症状が軽い場合が多く、発熱がないことや風邪に似た症状のみで済むこともあります。しかし、気付かないうちに周囲へ感染を広げる可能性があるため、注意が必要です。
インフルエンザB型とA型・C型の違いを教えてください
インフルエンザはA型・B型・C型の3種類があり、それぞれ症状の特徴や時期、感染範囲が異なります。
A型は変異しやすく、鳥やブタなど動物にも感染するのが特徴です。高熱(38〜40度)、悪寒、関節痛が強く、毎年11月〜3月に感染者数が増加します。
B型はヒトのみが感染し、変異の頻度は少なく、A型より症状が軽いことが多いとされていますが、下痢や腹痛といった消化器症状がみられることもあります。B型は、2月〜春先に見られますが、夏に感染することもあります。
C型は主に子どもが感染し、一度かかると免疫がつくため、大人が再感染することはほとんどないといわれています。症状は軽く、発熱や咳、鼻水が中心で、風邪と区別がつきにくいことが特徴です。
このように、それぞれの型には異なる特徴があるため、適切な予防対策を心がけることが大切です。
インフルエンザB型の感染力はどのくらいでしょうか?
インフルエンザB型は家庭内での感染率が高いとされ、家族の誰かが感染すると同居する家族にも広がりやすい傾向があります。
また、B型は消化器症状(下痢・嘔吐)を伴うことが多いとされているため、飛沫感染だけでなく、嘔吐物や便を介した接触感染にも注意が必要です。
B型は2月〜4月頃にピークを迎えることが多いとされていますが、特に子どもや若年層での感染が目立つため、注意が必要です。
編集部まとめ

ここまでインフルエンザB型の初期症状についてお伝えしてきました。インフルエンザB型の初期症状の要点をまとめると以下のとおりです。
インフルエンザB型は「B型インフルエンザウイルス」が体内に侵入し、気道や肺で増殖することで発症する感染症のこと
インフルエンザB型は人間にしか感染せず、動物を介した変異が起こらない
インフルエンザB型の初期症状として、下痢や腹痛、吐き気などのお腹の不調が挙げられる
インフルエンザB型は、A型よりも症状が軽いこともありますが、下痢や腹痛などの消化器症状を伴いやすく、長引く傾向があるため注意が必要です。
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考文献
インフルエンザQ&A|厚生労働省

