
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『最近あった嬉しいこと』を紹介する。作者のくもモくもさんが、9月29日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1.7万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、『美術室のモンスターず』(別名義スズキツチタツさん、小学館刊)で知られるくもモくもさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■最高にかわいい推しを描けたためSNSに投稿する主人公

最高にかわいい推しが描けた、本作の主人公。主人公は、これまで絵を投稿しても“いいね”をそれほどもらえず、自分の絵も好きになれなかった。しかし、たくさん勉強し、ついに納得できる絵が描けたためSNSに投稿することに。
ところが、SNSでの反応は芳しくない。「こんなもんだよね」と思っていた主人公だったが、その後推し本人からの“いいね”が届いたと通知され…。
このエピソードを読んだ人たちからは、「めちゃくちゃいい笑顔」「本人からのいいねは最高に嬉しい」「共感できる」「推しからの反応はご褒美」など、多くのコメントが寄せられている。
[HEAD]作者・くもモくもさん「色んな感情を込めて表情を描きました。そこを是非注目してほしい」[/HEAD]

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
コルクマンガ専科というオンライン講義の課題で、「最近あった嬉しかったことをマンガにする」というものがありました。そこで思いついた、自分の実体験が元になっています。
――本作では、推し本人からいいねを見つけたときのなんとも言えない表情が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
単に喜び一色でなく、驚きや、信じられないという気持ち、報われたような嬉しさ、などの色んな感情を込めて表情を描きました。そこを是非注目してほしいです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
最後のコマです。浮かれる気持ちをさりげなく落ち着かせようとしているのだけれど、ちっとも鎮まってくれない喜びを、セリフと表情のあべこべさで上手く表現できたなと思います。
――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
自分が伝えたい感情やおもしろさをなるべく言語化し、自分の中で明確にしてから作品に落とし込むようにしています。
――くもモくもさんの作品は、とても共感できるエピソードが多いように感じます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
読者になるべく早い段階で、登場人物に感情移入してもらえるように気をつけています。とくに、読者がキャラクターのことを「掴める」ような表情(感情)を冒頭に入れるようにしています。
――今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたらお教えください。
今は4ページ以内という括りの中で作品を描いているため、なるべく説明不要な現代を舞台に描いていますが、ファンタジーが好きなので、そちらの方面のものも描いてみたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
こんなに反響を頂けたことに、とても驚いているとともに、大変嬉しく思います。皆さんに楽しんでいただける作品を作り続けられるよう、これからも努力していきますので、ふと気になった時にでも見に来ていただければ幸いです。

