ペルテス病の前兆や初期症状について
初期症状として股関節痛を訴えることが多い疾患です。しかし、股関節ではなく大腿部や膝に痛みを訴えることもあります。その場合、股関節の異常が見落とされることもあり注意が必要です。
また、痛み以外に足を引きづりながら歩いている様子に気づいて発覚することもあります。そのほかにも足を外に開く動き(股関節の外転運動)に左右差が出てくることも特徴です。
歩行やあぐら姿勢に着目することで早期発見につながる可能性があります。
ペルテス病の検査・診断
ペルテス病の検査・診断でチェックするのは以下の2つです。
臨床所見
画像所見
特に臨床所見では、単純性股関節炎というペルテス病と似た症状を訴える疾患があります。臨床所見だけでは鑑別が困難なため、同時に画像でのチェックも行います。
臨床所見
ペルテス病でみられる臨床所見では以下に挙げられる状態を確認します。
発症年齢
体重・BMI
痛み
跛行(足をひきづるなどの異常歩行)
外転・開排運動などの可動域制限
ペルテス病は5〜7歳の男児に多い疾患であり、肥満など股関節への負担が大きい状態であれば発症する確率が高くなるため、年齢と体重・BMIなどをチェックします。また、痛みや足をひきづるなど異常な歩行も特徴です。
さらに、大腿骨頭の変形に伴い股関節の動きも悪くなります。具体的には、足を開く外転運動やあぐらをかく動きの開排運動などに制限があり、足が内側に固まった内転拘縮という状態がみられることもあります。
画像所見
ペルテス病の検査ではまずレントゲン検査を行います。レントゲン検査でチェックする項目は以下のとおりです。
ペルテス病特有のサイン(Gage sign)
大腿骨頭外側の石灰化
大腿骨頭の亜脱臼
骨端線の水平化
大腿骨骨幹部嚢腫
これらの症状は主に大腿骨頭に見られる異常です。通常ペルテス病は片方の脚に発生する疾患なので、左右差を確認することも重要といえます。
初期症状ではこのようなレントゲン異常が見られないこともあります。その場合にはMRI検査をすることで異常所見がみられるため、痛みがあり歩行障害なども見られる時には検討が必要です。

