親指の付け根が痛い人必見!更年期女性に多い「母指CM関節症」とは【医師監修】

親指の付け根が痛い人必見!更年期女性に多い「母指CM関節症」とは【医師監修】

母指CM関節症の前兆や初期症状について

母指CM関節症の初期症状は親指の動作時痛です。具体的には箸を使う、親指と人差し指で物を挟むなど親指に力が必要な動作で痛みがでやすくなります。

症状が進んでいくと炎症が増悪し、関節の腫れや変形が見られるようになります。関節の変形が進むことで母指CM関節本来の機能が低下し、関節可動域の制限が進み、母指を開けなくなる内転拘縮という状態になります。

関節の変形が重度になった場合、関節の適合性が悪くなることで関節が不安定になります。不安定な関節により母指が本来の位置に保てず、亜脱臼することもあります。亜脱臼を止めるために骨に棘(骨棘)ができることもありますが、この骨棘によってさらに強い痛みにつながる可能性もあります。

母指CM関節症の検査・診断

母指CM関節症ではまずレントゲン検査を行います。レントゲン検査では以下に挙げる項目をチェックします。

CM関節の広さ

関節面の骨の色

脱臼の有無

母指CM関節症では関節の隙間が狭くなるのが特徴です。また、関節が狭くなることで骨同士の衝突が増え、関節の接触しやすい部分が白く映ります。加えて、関節の変形によって本来の機能が失われることで脱臼しやすくなるため、親指の骨が関節面から外れている亜脱臼像もよく見られます。これらの特徴があれば、母指CM関節症が疑われます。

しかし、母指CM関節症の初期段階ではこれらのレントゲン像が見られないこともあり、必要に応じてMRI検査による確定診断が行われます。

また、母指CM関節症を鑑別する臨床テストとしてGrindテストというものがあります。親指を手首側に強く押し、大きく弧を描くように回すことで痛みを誘発するテストです。Grindテストで強い痛みを訴える場合にも、母指CM関節症の疑いが強くなります。

配信元: Medical DOC

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