性器や肛門の周辺にブツブツができる「尖圭コンジローマ」。性感染症の治療は主に薬物療法が基本ですが、尖圭コンジローマの治療薬「ベセルナクリーム」にはどのような効果があるのでしょうか。薬剤師の玉井さんに解説していただきました。

監修薬剤師:
玉井 大輔(薬剤師)
地域における公衆衛生の拠点として、旅行や医療に関するコンサルタントを主業とした法人を設立し、運営。新卒入社した外資系製薬企業では、MR(メディカル・レプレゼンタティブ)として全社で営業成績が1位となり、特別報奨を授与。その後、調剤薬局(精神科)の管理薬剤師を経て、全国の調剤薬局、並びにドラッグストアーに勤務薬剤師及び派遣薬剤師として勤務しながら、MA(メディカル・アフェアーズ)に関連する職能の幅を広げるに至る。修士号(公衆衛生学)を取得した後は、課題形成、問題分析、対策立案のアプローチにより、開局1年未満の調剤薬局(神経内科・漢方内科)の売り上げを対前年で138%の進捗率にする。
編集部
尖圭コンジローマの治療にはどういうものがありますか?
玉井さん
尖圭コンジローマでは、体内に侵入した原因となるウイルスを完全に除去する根治療法はありません。病状を改善し、再発を予防するための対症療法として、液体窒素による患部の除去を中心とした外科療法と、原因ウイルスの増殖を抑制する作用を持ったベセルナクリームに代表される薬物療法とに分けられます。
編集部
ベセルナクリームを塗る頻度はどのくらいでしょうか?
玉井さん
原因となるウイルスの増殖を抑える作用を持つ「ベセルナクリーム」は、副作用として重度の炎症反応が現れることがあります。そのため、連日の使用は避けて、月・水・金や火・木・土のように週に3回の隔日での塗布に留めると指定されています。
編集部
ベセルナクリームを使用するとどのくらいの期間で治りますか?
玉井さん
病状を完治させることが困難な尖圭コンジローマの治療薬として用いられているベセルナクリームは、重度の皮膚炎を始めとした副作用の発現に配慮して、原則として16週間までの使用期間が定められています。そのため、およそ4ヶ月の治療期間が一つの目安となります。
※この記事はMedical DOCにて【性器にぶつぶつができる尖圭コンジローマ、治療薬「ベセルナクリーム」の効果・副作用を薬剤師が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

