AI予約サービスAutoReserveが「食の機会損失」を防ぐ観光地検索機能をリリース


ハローは、AIによるレストラン予約サービス「AutoReserve」において、観光地名を掛け合わせたレストラン検索が可能となる「観光地検索機能」をリリース。同機能により観光スポット名で直接レストランを検索できるようになり、駅名が分からない旅行者の課題を解決する。

インバウンド市場の活況と「食」の課題

2024年の訪日外国人旅行者数は3,687万人、旅行消費額は8兆1,395億円と、いずれも過去最高を記録した(※1)。コロナ禍前の2019年と比較して訪日客数は15.6%増、消費額は69.1%増と大幅な伸びを見せており、インバウンド市場は力強い回復を遂げている。

政府が2030年の目標として掲げる訪日外国人6,000万人、消費額15兆円の実現に向けて、観光DXの重要性が高まっている(※2)。

こうした活況の一方で、旅行者が観光地で直面する「食」の課題は見過ごされがちだった。特に、観光スポットで「コト消費」を行うトレンドが定着する中、従来のレストラン検索サービスは「駅名」や「エリア名」での検索が前提となっており、観光スポットを起点とした直感的なレストラン検索がしづらいという構造的な課題があった。

「駅名が分からない」という共通課題の解決へ

「これから向かう観光地周辺でレストランを探したいが、駅名が分からず検索できない」という課題は、インバウンド旅行者だけでなく、国内旅行者にも共通するものだ。

例えば、「東京タワーの近くでイタリアンを食べたい」と思っても、最寄り駅がパッと分からない。「清水寺の周辺で京料理を楽しみたい」と考えても、「清水五条駅」や「祇園四条駅」など複数の駅があり、どこで検索すればよいか迷ってしまう。

こうした状況は、土地勘のない旅行者にとって大きなストレスとなり、結果として「諦める」「別の場所で妥協する」という消費機会の損失につながるケースがあった。

実際に「AutoReserve」の検索データでも、外国人観光客による観光地名での検索が一定のボリュームを示していた。

加えて「黒部ダム」のように最寄り駅が存在しない観光地も多く、こうした旅行シーンでは従来の駅名での検索が機能しなかったこともあり、ハローは、この「駅名が分からない」「駅が存在しない」という課題を構造的な問題として捉え、観光地検索機能の開発に取り組んできた。

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