夫のけんとさん、娘のつむぎちゃんと暮らすさくらさん。義両親とは良好な関係でしたが、孫のかわいさに我慢できなくなった義父がキスしようとしたことで、その関係にヒビが入ってしまいます。
さらに後日、つむぎちゃんの頬にできていた傷を義父が舐めようとしたことで関係はますます悪化。そのことを義父は友人に相談するも「孫や嫁が嫌がることはやめるべき」と言われて目を覚まし、謝罪の気持ちを込めて毎月手紙とフルーツを送り続け、ようやく数カ月後のお正月にさくらさんたち家族と再会を果たします。しかし、またもや事件が! デリカシーのない義祖父も義実家に来ており、つむぎちゃんに間接キスをしようとしたのです。結局ギリギリのところで防げたものの、義父の「今の育児は変わったんだよ」という言葉に憤慨し興奮している義祖父を落ち着かせるため、お酒と偽り温かいお茶を差し出します。
義祖父が満足気にお茶を飲むのを見て、さくらさんが胸をなで下ろしたのも束の間。またしても事件が起こってしまいます。
義祖父の怒りを静めた義父の言葉


















さくらさんが、けんとさんとつむぎちゃんのおむつを替えようとしたところで「ワシも手伝うぞ?」と声をかけてきた義祖父。けんとさんは、感情を逆なでしないように言葉を選んで慎重に断りますが、それが義祖父には「邪険に扱われている」と感じられたようです。
今にも怒り出しそうな雰囲気を見かねて、義父が「おむつ替えてる間、頭なでてやったらどうかな?」とナイスアシスト! さくらさんは、安心してつむぎちゃんのおむつを替えるのでした。
育児の手伝いを申し出てくれるのはありがたいことですが、親が「不要」と言うのなら、素直に引き下がってもらいたいところ。何よりも、声を荒らげて自分の思い通りにコントロールしようとする義祖父に、大切な子どもを任せたいとは思えませんよね。
困っているときに、そっと手を差し伸べられる人にこそ、頼りたいと思えるもの。かわいい孫を思うなら、義祖父には自分の立ち位置を改めて見直すとともに、そっと寄り添えるやさしさを身につけてもらいたいですね。
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