
川島印刷は、自社で立ち上げた地域ブランド「自力本願の地 米沢」から、ご当地クラフトコーラ「雑草コーラ」を開発した。
米沢の「雑草魂」を伝えるクラフトコーラ

「雑草コーラ」は、6月に「自力本願の地 米沢」から新たに誕生した“決意を注ぐドリンク”だ。

米沢藩・第九代藩主 上杉鷹山公
米沢藩 第九代藩主・上杉鷹山公の「なさねば成らぬ」の精神と、踏まれても立ち上がる「雑草魂」をコンセプトに、あきらめずに頑張るすべての人を応援する、川島印刷が開発したご当地ドリンクだ。
印刷会社として、作り手や地域の“心意気を見える化する“取り組みを続けてきた経験を活かし、多様な企業との協業、デザインや印刷の強みを生かした新たな挑戦となる。

飢饉救済の手引き書「かてもの」
米沢藩 第九代藩主・上杉鷹山公の時代、困窮する藩財政のなか度重なる飢饉に直面した人々は雑草すら食し、草木に感謝を捧げ、数々の困難を乗り越えてきたという。時を超えて「なさねば成らぬ」の精神は、今もこの地に息づいている。
不安定な時代だからこそ、夢や目標に向かって頑張る人たちへエールを送りたい。どんなに踏まれても、また立ち上がる。米沢に根づく「雑草魂」と、あなたの決意を注ぐ一杯だ。
―印刷会社が未来を切り拓く挑戦
「雑草コーラ」の開発は、コロナ禍で地域経済が停滞したことをきっかけに始まった。観光やイベント、飲食業をはじめ、あらゆる産業がストップし印刷・紙媒体の仕事も減少したそう。
「地域が元気でなければ、私たちも成り立たない」。そう感じた川島印刷は、印刷会社として培ってきたデザインや発信の力、多業種との繋がりを活かし、米沢を元気にする挑戦を決意した。
他の地域にはない、米沢でしか成り立たないブランドコンセプトづくり。その過程でたどり着いたのが、どんな困難でもあきらめずに挑戦することの大切さを説いた上杉鷹山公の精神だったと同社は話す。
その精神性を伝えるプロダクトのひとつとして、「雑草魂」を身近に感じてもらえるクラフトコーラへとたどり着いた。

「雑草コーラ」は、企画構想・パッケージデザイン・製造・販売まで、多様な地域企業や団体との連携で実現している。
例えば、Restの就労継続支援B型事業所「Leap」との協同開発の実施。

米沢の心意気をかたちにしながら、地域とともに新たな一歩を踏み出している。

米沢市の観光物産館「上杉城史苑」での試飲販売会も行うなど、地域内での展開も進んでいる。
同社は、米沢のストーリーをもっと多くの人に知ってほしいと話す。そして、米沢に来て「挑戦する勇気」を感じてもらえるきっかけになれば。「雑草コーラ」には、そのような想いが込められている。
