
「101回目のプロポーズ」の続編ドラマとなる「102回目のプロポーズ」が、フジテレビ系にて地上波放送、FODにて独占配信される。情報番組「サン!シャイン」(毎週月曜~金曜朝8:00-9:50、フジテレビ系)に出演している「102回目のプロポーズ」で主人公の父・達郎を演じる武田鉄矢と、企画・鈴木おさむ氏が、9月16日放送回の番組内で先日クランクインを迎えたばかりの本作について見どころなどを語った。
■34年の時を経て星野達郎(武田鉄矢)が帰ってくる
90年代を彩った月9ドラマ「101回目のプロポーズ」。浅野温子と武田鉄矢の共演で、放送から30年以上たった今も語り継がれるラブストーリー。その続編となる連続ドラマ「102回目のプロポーズ」が誕生する。
「101回目のプロポーズ」は、鈴木氏が放送作家・脚本家を引退する数年前から続編ドラマの制作を熱望。ヒットから34年の時を経て、ついに本人自ら企画として立ち、新たな連続ドラマとして制作される。「101回目のプロポーズ」の最終回で結ばれた矢吹薫(浅野)と星野達郎(武田)の娘を主人公とし、笑って泣けるヒューマンラブストーリーが描かれる。
■唐田えりか、せいや、伊藤健太郎が三角関係に
主人公・星野光(ほしのひかる)役を務めるのは唐田えりか。薫と達郎の娘として生まれ、母と同じチェリストの道を歩みながら、2人の男性の間で揺れる繊細な役柄を演じる。そんな光に一目惚れする青年・空野太陽(そらのたいよう)をせいや(霜降り明星)、光の恋人・大月音(おおつきおと)を伊藤健太郎が演じる。
また、光の父・達郎役として武田も出演。「101回目のプロポーズ」で薫と結ばれ、今では小さいながらも自分の建築会社を経営しながら、薫との間に生まれた愛娘の幸せだけを願う父親を演じる。「101回目のプロポーズ」の達郎と純平(江口洋介)の掛け合いを彷彿とさせる、達郎と太陽の掛け合いが本作の見どころの一つとなる。
■鈴木おさむ氏、『101回目のプロポーズ』脚本家からの言葉を明かす
「サン!シャイン」では、9月に行われたクランクインの様子が紹介され、メインキャスターの谷原章介から「クランクイン、おめでとうございます」と声をかけられる。武田は「やはり着慣れたスポーツウェアを着たような、そんな気分になるんですよ」と、久しぶりに「101回目のプロポーズ」の達郎になりきった感想を語った。
今回のドラマの続編をどんな思いで企画したのかという質問に、鈴木氏は「僕が19歳のときに見た名作をリメイクではなくて、続編で見たいと単純に思ったんです」と答え、「あの時の達郎さんはどうなったんだろう。結婚して、子どもがいて、自分の娘を好きになってしまう男が来たときに、どうするんだろうと。野島伸司さんが『101回目のプロポーズ』の脚本を務めていたんですけど、野島さんから『おさむ氏のことはかわいいと思ってるから、好きにやってイイよ。やるなら振り切らないと!!』とお墨付きをいただいたので、今回鉄矢さん、かなり振り切ってやっています」と明かす。
■“101回目”の達郎完全復帰に現場では感動の言葉が!
クランクイン映像は、9月に都内で撮影された達郎の営む建築会社のシーンからスタート。リハーサルから武田のアドリブが多く飛び出し、武田のパワーにせいやをはじめとしたキャスト・スタッフものっかり、笑いが絶えない中、収録を進める様子が映し出された。また武田のたたずまいとせりふまわしは34年のブランクを全く感じさせず、“101回目”の達郎がまた戻ってきてくれたことに現場からも感動の言葉が溢れる。
■せいやの誕生日をサプライズでお祝い!
その後も、撮影は順調に進行。太陽(せいや)がよく訪れる居酒屋のシーン撮影では、前日に33歳の誕生日を迎えたせいやが現場でお祝いされる姿が。リハーサル中に監督からの合図で、その場にいた出演者・スタッフ全員から「お誕生日おめでとうございます!」と声をかけられ、みんなからハッピーバースデーの歌が歌われると、せいやは「びっくりした!!ありがとう!うれしい!」と感謝を述べつつも、「(でも)ここでー?三回目の段取りでー?」とツッコミを入れつつ、サプライズのお祝いに驚きを隠せない様子。
スタッフみんなからせいやが演じる太陽にまつわるネーミングの飲みものと、ハンディファンがプレゼントされると、せいやは「『102回目のプロポーズ』のラベルになってる!俺、飲まないっすこれは…!“空と海の”、とか“SUN SUN”とか全部、太陽にしてくれてる!ありがとうございます!」とスタッフが力を入れたポイントにすぐに気が付いていた。
また、「(ハンディファンは)チェロ教室の撮影で暑くて死にかけたので、これ、使わせてもらいます!」と声を弾ませる。サプライズは大成功となったが、実は、居酒屋店主がお祝いで使用したうちわをサプライズ計画と聞く前にそれとは知らず、リハーサル前にせいやに見せていたことが判明し、現場が爆笑に包まれる。せいやも「何かなとは思いましたけど(笑)」と笑いながら振り返っていた。
■「102回目のプロポーズ」ストーリー
「101回目のプロポーズ」で結ばれた達郎と薫。その2人の娘である光は30歳独身。幸福なことに母親に似て美人に育ち、母親の才能を継いで人気チェリストとなっていた。そんな光に一目惚れをするのは、33歳独身の太陽。これまで99回、女性にフラれ続けてきた非モテ男。だが、光にはすでに超イケメンでピアニストで御曹司の恋人・音がいる。父親である達郎は、どちらの男を娘の結婚相手として認めるのか、彼らの間で揺れる親子を描く。

