働く親たちを悩ますインフル大流行
2025年11月。例年より早くインフルエンザが全国的に大流行の兆しを見せ、子どもの発熱リスクが急上昇する中、X(旧Twitter)で一人の父親の切実なつぶやきが、大きな社会的な議論を巻き起こしています。
発端は、ある父親ユーザーが投稿した「子どもの発熱で急に休めない」というSOS。特に引用リツイートされた「いやすげえ当たり前なアホなこと言ってるのは重々承知だけど、俺急に休めないぞ……」という切実な叫びは、瞬く間に数多くのリプライを集めました。
しかし、このSOSに対し、コメント欄では「お前だけ休めないと思うなよ」という、共働き母親たちからの悲痛で強い反論が殺到。この議論は、単なる「育児の悩み」ではなく、「仕事と家庭のバランス」そして「性役割分担」という、現代日本の根深い問題を炙り出しています。
父親が吐露した「休めない」SOS
インフルエンザの流行がピークを迎えようとしている11月。一部地域ではすでに警報レベルに達するなど、この「季節的な危機」が、共働き親の不安を極限まで高めています。
投稿者の父親のSOSは、まさにこの切迫した状況下で生まれました。彼の「急に休めない」という言葉の裏には、仕事への強い責任感と、休むことへの恐怖が隠されています。
このSOSに共感した親たちからは、仕事への影響を覚悟した壮絶なエピソードが寄せられています。
「プレゼン10分前に保育園から呼び出され、帰った。プロジェクト遅れ、絶望したけど休むんです!」
「役員承認の日でも休む。『クビならしてくれ』と覚悟した」
「頭下げながら休む。いろいろ言われ・思われながら。でも休むんです!」

