矯正治療中のモヤモヤ解消! 担当医に質問や相談がしづらい… こんな時どうしたらいい?【医師が解説】

矯正治療中のモヤモヤ解消! 担当医に質問や相談がしづらい… こんな時どうしたらいい?【医師が解説】

矯正治療を進めるなかで、治療の進捗や内容、結果に疑問や不安を感じる患者さんは少なくありません。その一方で「相談するタイミングがわからない」「余計なことを言って先生との関係が悪化するのが怖い」という理由で、質問や相談を躊躇してしまうという声も多く聞かれます。矯正治療中の不安や疑問をどのように解消していけばよいのか、しぶたに矯正歯科の渋谷先生に解説していただきました。

渋谷 直樹

監修歯科医師:
渋谷 直樹(しぶたに矯正歯科)

国立大学法人東京医科歯科大学卒業。同大学院にて歯学博士を取得。公立大学法人横浜市立大学附属市民総合医療センター歯科・口腔外科・矯正歯科の指導診療医として顎変形症を中心とした矯正治療を担当。(現在非常勤診療医)2017年東京都世田谷区にしぶたに矯正歯科を開院。「エビデンス(医学的根拠)に基づいた、お子様が成人するまでの一貫した治療を提供する」ことをコンセプトに顎変形症などの大学病院と連携した治療にも力を入れている。日本矯正歯科学会認定医。ほか学会発表、論文など多数。

編集部

不安や疑問に感じても、相談をためらってしまう患者さんも多いと聞きますが、どのような理由が考えられますか?

渋谷先生

患者さんのなかには、質問や相談をすることで「先生に嫌われて、治療してもらえないのではないか?」という不安を抱えていらっしゃるようです。また、人気がある歯科医院では、診療時間が限られていて先生が多忙な様子だったり、質問しても不機嫌そうに対応されたりした経験から、相談をためらってしまう人も少なくないようです。

編集部

そのような不安を抱える患者さんに、何かアドバイスはありますか?

渋谷先生

ぜひ知っておいてほしいのは「担当医に質問や相談をすることは決して悪いことではない」ということです。歯科医師はすべての患者さんに不安なく、気持ちよく治療を受けていただきたいと考えています。患者さんが疑問や不安を伝えてくださることは、私たち歯科医にとってもより良い治療を提供できるチャンスとなります。したがって、「失礼にあたるのでは」「嫌われるのでは」など考えず、遠慮なくご相談していただければと思います。

編集部

担当医に相談や質問をスムーズに切りだすには、どうしたらよいでしょうか?

渋谷先生

次回の予約時に「今の状況や今後の予定について詳しく知りたいので、処置ではなくカウンセリングのみの予約を希望します」と伝えるとよいでしょう。とくに人気のある歯科医院では、通常の診療枠では担当医との十分な相談時間を確保できないこともあります。したがって、予め気になっている点をメモにまとめてリストアップしておくと、歯科医側も必要な資料を準備でき、限られた時間でもより詳しい説明を受けることができます。

編集部

「相談の時間を別に設けてもらう」というのがポイントなのですね。

渋谷先生

そうですね。歯科医はみな患者さんに満足していただきたいという気持ちで治療に臨んでいます。しかし、通常の診療時間では技術的な面に時間を費やすことが中心となるため、質問や相談の時間が十分に取れず、先生の対応を慌ただしく感じてしまうことも少なくありません。このような場合は、ほかのスタッフに相談することも方法の1つですし、先生と直接話をする時間を設けてもらうことで、より丁寧なコミュニケーションが可能になるでしょう。

編集部

そのような過程を経ても、やはり先生の説明がしっくりこない、納得がいかない場合はどうしたらよいでしょうか?

渋谷先生

担当医と十分に話し合いを重ねても不安や疑問が解消されない場合は、セカンドオピニオンを検討してみることをおすすめします。また、自身が受けている治療法についてほかの専門医の意見も参考にしたい場合にも、セカンドオピニオンは有効な選択肢となります。

※この記事はメディカルドックにて<矯正治療の不安・疑問は先生にどう伝えたらいい? セカンドオピニオンの進め方も解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

あわせて読みたい

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。