SNSに渦巻くリアルな怒りの声
X(旧Twitter)では、「公共性の欠如」と「受信料の無駄遣い」を指摘する声が圧倒的多数を占めました。怒りの矛先はNewJeansではなく、NHKという組織のあり方に向けられています。
「NHK9時のニュースで速報!?日本の放送局ですか?受信料払わんぞ」
「自衛隊の領空侵犯対応よりK-POP速報?災害や政治ニュースを後回しにする公共放送の役割放棄だ」
「このグループの活動再開は、災害や著名人の訃報と同じレベルで重要なニュースなのか。NHKは視聴者を馬鹿にしている。」
一方、グループの国際的な注目度などを理由に擁護する少数意見もありましたが、「公共性」という大義名分の前では、その声はかき消されてしまいました。
問われる公共放送の「ニュース価値」
今回の炎上は、NHKが「話題性」を重視するあまり、公共放送として最も優先すべき「緊急性・公共性」という軸を見失ったことが根本的な原因といえます。公共放送だからこそ、報じるニュースには責任と厳格な基準が求められます。この一件は、視聴者の間で「NHKは誰のために、何を、どのような基準で報じるのか」という、その存在意義を改めて問う大きな論争の火種となっています。
(LASISA編集部)

