大腸カメラが入りにくいのはなぜ? 検査中の裏側を医師解説

大腸カメラが入りにくいのはなぜ? 検査中の裏側を医師解説

大腸カメラ(大腸内視鏡)の検査中、お腹を押されたり、「体の向きを変えてください」と言われたりすることがあります。今回は、大腸カメラがスムーズに入る人とそうではない人がいるのはなぜかについて、「横浜内科おなかクリニック」の山田先生に解説してもらいました。

山田 晃弘

監修医師:
山田 晃弘(横浜内科おなかクリニック)

新潟大学医学部卒業。その後、虎の門病院や国立国際医療研究センターなどで経験を積む。2018年より現職。一人ひとりに寄り添い、安心して受診できるクリニックを目指している。日本内科学会総合内科専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器病学会専門医、日本ヘリコバクター学会認定医。

編集部

大腸カメラはスムーズに入るのですか?

山田先生

大腸はS状結腸や横行結腸など曲がりくねった部分が多いため、腸の形状や曲がり具合、癒着の有無、医師の技術などによって、スムーズに入る場合もあれば、少し時間がかかる場合もあります。

編集部

スムーズにいかないこともあるのですね。

山田先生

カメラが入りにくい人には、カメラを挿入していく際に、息を吸って止めてもらったり、お腹を押させていただいたり、体勢を変えてもらったりなどの工夫をしています。

編集部

お腹を押すのはなぜですか?

山田先生

大腸カメラがスムーズに進むよう、大腸の形状を整えるためです。押すことで腸のねじれを直し、視野を確保しやすくしています。個人差はありますが、圧迫は必要最小限にとどめており、軽く押される程度なので、痛みは感じないか、あっても軽度だと思います。

編集部

では、なぜ体勢を変える必要があるのですか?

山田先生

大腸はS状結腸や横行結腸などが曲がっている部分があるため、体勢を変えることで腸の形状を調整し、内視鏡を通しやすくするためです。内視鏡を通しやすくするだけでなく、盲点となる部位までしっかり見て、検査の精度を高める目的もあります。

※この記事はMedical DOCにて<大腸がん調べる「大腸カメラ」がスムーズに入らない人にはどんな問題が?【医師解説】>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

配信元: Medical DOC

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