なぜ「暑いと眠れない」のかご存じですか?対処法と考えられる病気も医師が解説!

なぜ「暑いと眠れない」のかご存じですか?対処法と考えられる病気も医師が解説!

「暑くて眠れない」症状が特徴的な体調不良・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「暑くて眠れない」に関する症状が特徴の不調を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など不調について気になる事項を解説します。

夏風邪

夏風邪は、以下3つの病気を中心とした、夏に流行する感染症の総称です。
・咽頭結膜熱(プール熱)
・手足口病
・ヘルパンギーナ

おもな症状は発熱や喉の痛み、手や喉の水疱(水ぶくれ)などです。

いずれもウイルスが原因のため、特別な治療法はありません。症状に合わせて解熱剤や喉の痛みを和らげる薬などが処方されます。
水分や睡眠をしっかりと取り、ゆっくりと休みましょう。

ただし、高熱が続く、水分が取れないなどの場合は内科を受診してください。

夏バテ

夏バテは、食欲不振やだるさ、睡眠障害などがあらわれる状態です。
原因ははっきりしていませんが、自律神経のバランスが乱れることが関係しているという説もあります。

夏バテを疑う場合は、生活リズムを整える、栄養バランスのよい食事をとる、こまめに水分をとるなどを心がけましょう。無理のない範囲で運動習慣をつけるのもおすすめです。

ただし、症状が重く、日常生活に支障をきたす場合は内科やかかりつけ医を受診してください。

脱水症状

脱水症状とは、体内の水分と電解質が不足した状態です。特に暑い時期や発熱、下痢などの時は、大量の汗をかくため、脱水症状になりやすい傾向があります。
症状が進むと体温調節がうまくできなくなり、発熱やほてり、だるさなどがあらわれます。

脱水を疑う場合、水分と塩分を補給することが重要です。経口補水液やスポーツドリンクをこまめに飲みましょう。

ただし、水分をとっても意識がもうろうとしている、尿が出ないなどの場合は、早急に内科を受診しましょう。

糖尿病性神経障害

血液中の過剰な糖によって神経が障害され、糖尿病の合併症の一つ「糖尿病性神経障害」があらわれると、自律神経も障害され、体温調節がうまくいかなくなる可能性があります。
自律神経は体温を調節しているため、傷つくとうまく汗をかけなくなり、熱がからだにこもって暑いと感じることがあるのです。

糖尿病性神経障害を悪化させないためには、適正な血糖コントロールが欠かせません。医師といっしょに、食事療法や運動療法、薬物療法などに取り組みましょう。

暑さの症状が軽く、一時的な物であれば次回の受診時に医師へ伝えれば大丈夫です。
ただし、異常な暑さが毎日続く、次の受診日が遠い、手足にしびれや感覚の異常があるなどの場合は早めの受診を検討してください。

更年期障害

更年期障害は、女性ホルモン(エストロゲン)の減少によって生じる閉経前後5年間に起こる心身の不調です。ホットフラッシュと呼ばれる突然のほてりや発汗が起こる方も多く、夜の睡眠を妨げることもあります。
治療には、ホルモン補充療法や漢方薬などが使われます。ほてりや発汗、イライラ、不眠などの症状が重く日常生活に支障をきたす場合は、婦人科を受診しましょう。

病院受診・予防の目安となる「暑くて眠れない」ときのセルフチェック法

以下のような症状がある場合は、受診の必要があるかもしれません。当てはまるものがないか、確認してみましょう。
・暑くて眠れない以外に体重減少、動悸、発熱などの症状がある
・手足の痺れや感覚の異常がある
・眠れない症状が1週間以上続いている

睡眠不足が続くと自律神経のバランスがさらに乱れたり、感染症にかかりやすくなったりする可能性もあります。
症状がつらい場合は、受診も検討してみてください。

「暑くて眠れない」ときの正しい対処法は?

暑くて眠れないときの正しい対処法を解説します。

暑くて寝苦しい夜でも寝付きを良くするためには?

暑くて寝苦しい夜は、以下のような方法を試してみましょう。

・エアコンを使い、快適な室温に調整する
・保冷まくらや保冷剤、水で濡らしたタオルなどを使用し、体を冷やす
・就寝の1~2時間前に入浴する

市販の睡眠改善薬は一時的な不眠には有効ですが、「暑くて眠れない」という根本的な原因を解決するものではありません。
長期の服用は避け、不眠が続く場合は医師へ相談しましょう。

暑くて眠れないときに冷却シート湿布や解熱剤などを使用して良い?

発熱による暑さが原因の場合、解熱剤を服用すると体温が下がり、一時的に体がラクになり眠れる可能性があります。医師の指示した服用タイミングや量を守って服用してください。

また、冷却ジェルシートを始めとする冷却グッズも、ひんやりした感じが気持ちが良いなら使用してもよいでしょう。

ただし、原因がわからないほてりや、しびれ、けいれんなどを伴う場合は、解熱剤や市販の冷却グッズで対処できないケースも少なくありません。医療機関を受診しましょう。

体の火照りと睡眠の改善のために、生活習慣で改善できることはある?

体がほてって眠れない場合、以下の生活習慣を試してみてください。

・就寝1~2時間前にゆったりと入浴する
・就寝前のスマートフォンやパソコンの使用は控える
・夕食は消化の良い物を選び、就寝直前の夜食は控える
・バランスのよい食生活を送る
・運動習慣をつける
・規則正しい生活を送る

できるものから少しずつ取り入れてみてください。

配信元: Medical DOC

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