3.きょうだい
子猫はきょうだい同士で遊びながら、社会性を身につけていきます。しかし、室内で単独で飼われている猫は、おとなになっても子猫気分が抜けないことが多いようです。
飼い主さんに対して甘噛みしてきたり、じゃれてくるのは、飼い主さんのことをきょうだいのように思っていて遊びに誘っているサイン。このとき、手で遊ばせていると「手に攻撃してもいい」と覚えてしまうため、遊ぶときはおもちゃを使いましょう。
犬は、飼い主さんと遊ぶときも投げたボールを取ってくるなど、飼い主さんをリーダーとしてその指示に従って動きます。しかし、猫の遊び方はそれとは違い、人間と一緒になってじゃれ合うような遊び方です。そんなところも、猫が人間を猫として見ているからなのでしょう。
小さな子どもと一緒に育った猫は、飼い主さんの子どもをきょうだいだと思っている可能性もあります。
4.友だち
猫は飼い主さんのことを不器用な大きい猫と思っていますが、仲間のように感じているのでしょう。同じ猫でも信頼できる友だちのようなものです。
猫は縄張り意識の高い動物ですが、猫だと思っている飼い主さんに対して、縄張りを取られるという心配をしていません。敵意がないことをわかっているのでしょう。飼い主さんのそばで寝たりお腹を見せたりするのも安心しているからです。
飼い主さんのことを舐めてくれることがあるかもしれませんが、猫は親しい仲間どうしで毛づくろいをし合うことがあります。友だちに毛づくろいをしてあげている気持ちなのでしょうね。

