
俳優の真田広之が主演・プロデュースを務める「SHOGUN 将軍」のプレゼンテーションが、11月13日に香港で開催されたディズニープラス・オリジナル・プレビュー 2025(Disney+ Originals Preview 2025)にて行われ、真田、エグゼクティブ・プロデューサーを務めるジャスティン・マークス氏、レイチェル・コンドウ氏が登壇した。
■陰謀と策略が渦巻く“ SHOGUN”の座を懸けた戦国スペクタクル・ドラマシリーズ
「SHOGUN 将軍」は、ディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」の「スター」にて配信中のドラマシリーズ。戦国の日本を描いたジェームズ・クラベルの小説を原作に、第一線で活躍するハリウッドの製作陣によって制作された。
徳川家康をはじめとする歴史上の人物にインスパイアされた「関ヶ原の戦い」前夜、窮地に立たされた戦国一の武将“虎永”、その家臣となった英国人航海士“按針”ことジョン・ブラックソーン、二人の運命の鍵を握る謎多きキリシタン“鞠子”(アンナ・サワイ)らが、壮大な戦国スペクタクルを繰り広げる。
TVドラマ界のアカデミー賞と謳われるエミー賞で歴代最多となる作品賞を含む18冠を受賞し、ゴールデングローブ賞では本年度最多となる4冠を達成。主演・プロデュースを務める真田はもちろん、アンナ・サワイ、浅野忠信など、日本人初となる俳優部門での受賞ラッシュで日本でも大きな話題となった。

■ジャスティン氏「新キャストの導入は、実用的な理由によるもの」
シーズン2から新キャストとして綾役・水川あさみ、日向役・窪田正孝、秀信役・金田昇、伊藤役・榎木孝明、郷田役・國村隼が加わることが先日発表された。ジャスティン氏は「新キャストの導入は、実用的な理由によるものです。先シーズンを見られた方ならおわかりですが、多くの登場人物を失ってしまいましたからね」と、ユーモアも交えて会場を沸かせると、「今シーズンから登場する素晴らしいキャラクターもたくさんいます。彼らが、わたしたちの『家族』であるこれまでのキャラクター達と一緒になって、『SHOGUN 将軍』の世界をまた作りあげてくれるのはうれしいことです」とシーズン2への自信を覗かせた。
真田は、この「SHOGUN 将軍」シーズン1の世界的な快挙について、「あれはとても大きな驚きでした。たくさんの賞をいただきました。特に自分にとっては、プロデューサーとして、また主演の俳優として、それぞれの機会で、ふたつのトロフィーをいただきましたから、あれは驚きでしたね。数年前、バンクーバーで撮影をしていた時には想像もできていませんでした」と、振り返った。
■“10年後”の物語が描かれるシーズン2
2026年1月より、カナダのバンクーバーにて撮影が始まるシーズン2について真田は、「もちろん、シーズン2へのプレッシャーは感じています。ですが、私たちには、シーズン1からの素晴らしいチームがいます。そこに多くの素晴らしいキャストたちも加わってくれます。ですので、いまからもう撮影が待ち遠しくてたまりません。私が感じている、このプレッシャーを強みに変えて、さらに素晴らしいシーズン2を作りたいと思っています。(シーズン2は)10年後の物語になるので、私はずっと年を取ってしまっているでしょうし、もっとずっと静かになっているでしょう(笑)」と、ジョークも交えながら、強い決意と意気込みを表現。
ジャスティン氏は、この“10年後”という設定について、「テレビドラマの制作に時間がかかるということも関係しているんだ。三年前に終わったシーズンがあったとして、その新シーズンが始まって、いきなり、あれから5分経ちました、と言われてもとまどってしまう。『SHOGUN 将軍』はとても複雑な世界で繰り広げられる。だから逆にこの十年という時間を使って、登場していたキャラクターにもう一度思いを馳せてもらうという時間にしたいと思っている」と、その意図を説明。さらに、「『SHOGUN 将軍』はとても壮大な物語です。シーズン2では、そんなことがやってくるとは思えないような美しいラブストーリーが展開します。そしてもちろん戦と戦による代償についての物語でもあります。シーズン2での戦のシーンは、これまで見たことのないようなものになるでしょう。そのスケール感や、そこで描かれる悲劇の物語も見たことがないものになると思います。そんな人間ドラマに人々が驚いてくれることを願っています」と、シーズン2への大きな期待を示した。

■真田「経験すべてこのシーズン1につぎ込んだつもりだった」
プレゼンテーションが進むと、この日詰め掛けたアジア各国のメディアからも質問が飛び交った。「『SHOGUN 将軍』の大きな成功が自身のキャリアにもたらしたもっとも大きな衝撃、最も大きな変化は何ですか?」という問いに対して、真田は「5歳で子役から俳優生活をスタートさせてから、日本で40年、アメリカで20年、その経験すべてこのシーズン1につぎ込んだつもりだったので、それがあのような形で評価されたというのは、自分の人生にとっても大きなポイントでしたし、これまで関わってくださった関係者の方々や、先輩方、先生方の顔が授賞式では毎回浮かびました。一つの恩返しがこれでできたのかなという想いと、これを励みにもっと頑張れよと、還暦を過ぎた身体に鞭を打って頑張ろうと思わせていただきました」と、自身のキャリアを回想しながらその思いを口にした。
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■真田からアジア各国の夢を持つ人々へメッセージ
更に、未来の日本の俳優たち、そしてシーズン3に出演してみたいと願っている俳優たちに向けてのメッセージをリクエストされた真田は、「賞をいただいたということは、この作品だけではなく、そしてまた日本人の俳優・クリエイターだけではなく、このAPACに代表するような各国の若い才能にチャンスが広がったと思います。昔は夢だと言われていたことが、やれば叶うこともあるんだというメッセージにもなったのではないかと思っていますし、とにかく自分にチャンスが回ってきた時に慌てないように、今からいろんなこと、言葉や演技、身に着けるべき身体的な動きも含めてやっていただければ、いつでもまたこういったチャンスが来ると思います。この『SHOGUN 将軍』というプラットフォームも、そういった若いすばらしい才能にチャンスを与えて、世界へ紹介をしていく大事な舞台になっていると思うので、とにかく夢を大きく持って、前を向いて歩いてもらいたいと思います」と、日本だけでなくアジア各国の夢を持つ人々へメッセージを送った。
真田は最後に、シーズン2に期待を寄せる世界中のファンへ向け「これは、日本の歴史的なストーリーですが、何が起こったのかを知っている方でも、新鮮に驚いて興奮していただけるひねりが入っていますので、是非期待していただけたらと思います」とメッセージを送り締めくくった。

