無意識に「いい子」を演じてきた私 → 推し活が教えてくれた『本当の幸せ』とは

無意識に「いい子」を演じてきた私 → 推し活が教えてくれた『本当の幸せ』とは

結婚で気づいた“親の価値観”からの距離感

二度目の転機は結婚でした。
自分の家庭を持ち、日々の選択を自分たちで決める生活の中で、「親の価値観だけが正解ではない」と自然に思えるようになったのです。もちろん感謝はあります。でも、「私が心から望む私」でいる時間を選んでもいい——そう思えるようになりました。

今も残る“いい子”の癖と、その先

今も無意識に「いい状態の私」を見せてしまう瞬間はあります。それは長年の癖。でも、あの推し活が教えてくれました。誰かの期待に応えるだけでなく、自分の心がときめく瞬間こそが、私を生き返らせるということを。
私自身の気持ちを大切にしようと思えたあの日から、私の人生は私自身のものとして歩き始めた気がします。

【体験者:30代・女性・主婦、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:K.Matsubara
15年間、保育士として200組以上の親子と向き合ってきた経験を持つ専業主婦ライター。日々の連絡帳やお便りを通して培った、情景が浮かぶ文章を得意としている。
子育てや保育の現場で見てきたリアルな声、そして自身や友人知人の経験をもとに、同じように悩んだり感じたりする人々に寄り添う記事を執筆中。ママ友との関係や日々の暮らしに関するテーマも得意。読者に共感と小さなヒントを届けられるよう、心を込めて言葉を紡いでいる。

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