部屋の片隅の世界地図
帰宅したあと、息子は部屋の片隅に貼ってある世界地図の前に座り込みました。「この国の人が速かったよね」「この国旗、持ってたよね」と、指でなぞりながら何度も見比べていました。今まで飾りのように貼られていた地図が、その日からはまるで“図鑑”のように見えたのでしょう。
走り方の研究!? “自分も”の気持ち
それから数日後、ふと見ると、息子が鏡の前で走り方の研究をしていました。
「こうやって足をすごいあげてたよね?」
その後も連日で見続け、選手たちのフォームをまねしながら、真剣な顔をしていました。小さな足がトタトタと動くたびに、あの日の拍手と歓声がふとよみがえります。本人なりに、“本気でやる”ということを、自分の中で探しているようでした。

