高齢猫に多い『関節炎』の症状4つ 見逃せないサインや知っておきたい予防法も解説

高齢猫に多い『関節炎』の症状4つ 見逃せないサインや知っておきたい予防法も解説

猫の関節炎とは

足に包帯を巻いた猫

猫の関節炎(変形性関節症)は、関節を覆う軟骨がすり減り変形が起こってしまう慢性疾患です。

軟骨は本来、骨と骨が擦れ合わないようにクッションの役割を果たしています。しかし、加齢やケガ、肥満によって損傷すると、関節が炎症を起こし、腫れや痛み、可動域の低下などを引き起こします。

膝や肘、足首など、さまざまな部位で関節炎にかかる恐れがあります。

若い猫がなる場合もありますが、年齢を重ねるとともに関節炎にかかるリスクは増え、12歳以上の約9割が発症するといわれています。

代表的な症状4つ

ジャンプする猫

猫が関節炎にかかると、どのような症状があらわれるのでしょうか。代表的な4つの症状と、見逃さないためのサインをご紹介します。

1.ジャンプ力の低下

最も分かりやすい症状として、ジャンプ力が低くなることがあげられます。

高くて見晴らしがよい場所は、多くの猫にとって心地よく安心して過ごせる空間です。

高いところに乗るのをためらったり、助走をつけても失敗したりすることが増えたら、関節炎を疑いましょう。痛みやこわばりが生じて、うまくジャンプできていない可能性があります。高いところへのジャンプをしたがらなくなる場合もあります。

2.グルーミングの減少

身体のあらゆるところを舐める「グルーミング」は、清潔を保ったり、リラックス効果を得たりと、猫にとって大切な行為です。

しかし、関節が痛むと体をねじったり曲げたりする動作がつらくなり、グルーミングをしなくなってしまうことがあります。結果として、毛がもつれたり、フケが増えたりします。

3.トイレの失敗・排泄の姿勢が変わる

関節炎になると、トイレの失敗が増える、トイレへの出入りがスムーズにできなくなる、排泄時の姿勢がぎこちなくなる、といった変化があらわれます。

関節痛や関節の機能低下によって、トイレに入る・しゃがむといった動作がつらくなると、排泄を我慢したり、失敗してしまったりします。変形性関節症が原因で、便秘などにつながる場合もあります。

4.性格の変化、触られるのを嫌がる

関節炎による慢性的な痛みや不快感は、猫の気分や性格にも影響をもたらします。

「怒りっぽくなった」「なでようとすると噛む」「静かな場所で過ごすことが増えた」。

このように、身体を触られたり、抱っこされたりといったスキンシップを急に拒むようになった場合、関節炎が疑われることがあります。

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