冷え、乾燥しはじめたら要注意!「タイプ別腸活」でポッコリお腹を解消しよう

冷え、乾燥しはじめたら要注意!「タイプ別腸活」でポッコリお腹を解消しよう

「ボディライン…おなかポッコリ?」衣替えをして、久しぶりに着た服が「ウエストがきつい」なんて感じていませんか?
じつはこの時季、ポッコリおなかとともに「お腹が張る」「便が出にくい」「ガスがたまりやすい」
そんなお腹の違和感を感じている人が多いんです。

今回は、タイプ別にガスが溜まりやすいポッコリおなかの解消ケアを、看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこがお伝えします。

秋にガスが溜まりやすい3つの原因


1. おなかの冷え
夏の間に冷たい飲み物やスイーツを多くとった腸は、まだ冷えています。冷えた腸は動きが鈍く、ガスが排出されにくくなります。さらに、外気の冷えもお腹を冷やす一因となります。

2. じつは乾燥も関連深い
秋は空気が乾いているため、大腸の潤いも不足しがち。すると便が硬くなり、ガスも溜まりやすくなります。また、涼しい季節になると猛暑の頃に比べて水分摂取の頻度や量が減りがちになります。実はこれも大腸の潤い不足の原因です。

3. 自律神経の乱れ
秋は、昼夜の寒暖差が大きく、腸のリズムがくずれがちです。腸の動きが不安定になると、お腹の張りやゴロゴロ感が出やすくなります。また、「寒さ」を不快に感じることがストレスとなり、自律神経を乱してお腹の動きが低下するといった影響も少なからずあるんですよ。

これらを解消するポイントは、【腸を温めて・潤して・動かす】こと。薬膳的には、この3つの方向からケアしていくのが効果的です。

タイプ別 ポッコリおなか解消食材


■お腹が冷たい冷えタイプ
お腹をさわってみてください。冷たくありませんか?
お腹が冷たく、ガスが多いあなたは「温めて巡らせる食材」をとりましょう。

おすすめは、しょうが、ねぎ、にら、山芋など。スープや鍋料理に取り入れると体の芯からポカポカします。 しょうがを加えたお味噌汁も、腸をやさしく温めてくれる一品です。

■便が硬いカラカラ乾燥タイプ
最近、便が硬くなった、コロコロ便になった、のどの渇きをよく感じるといったことはありませんか?
それは、体内、腸が乾燥しているサイン。乾燥肌も気になりませんか?

そんなあなたには「潤す食材」がおすすめ。

ごま、れんこん、梨、いちじく、オリーブオイル、はちみつなどが体を潤してくれます。
たとえば、ごま+はちみつをトーストに塗るだけでも、腸を潤す朝の腸活になるんですよ。

■心がゆらぐストレスタイプ
お腹の張りが強く、ため息が多い人は氣というエネルギーの巡りが悪くなっています。
氣の巡りが悪くなると、ガスが溜まりやすくなったり、お腹や胸、脇が張りやすくなります。

そんなあなたは、しそ、みかん、セロリなど香りのよい食材を使ってリラックスを。 柑橘の香りは、氣の巡りをよくします。

寒い季節に移り変わるなかで、ポッコリおなかになる条件がそろいやすくなります。でも、体を温めて、潤して、リラックスするだけで腸は応えてくれます。

薬膳の知恵を少し取り入れるだけで、腸のコンディションも、心の軽さも変わってきます。
お腹の中から整えて、すっきり軽やかな秋を迎えましょう。

■執筆/薬膳ナースけいこ
大人女子が疲れにくい体と心で生きていくために東洋医学、西洋医学、脳と心の仕組みを使った暮らしに溶け込む健康習慣を発信。看護師、薬膳師として25年以上の実践経験を持つ令和元年生まれの息子を子育て中のママでもある。

編集/サンキュ!編集部

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