
「演技大賞」大賞を2度も受賞した実力派人気俳優イ・ジョンソクと、「相続者たち」(2013年)をはじめ主演作をヒットさせ続ける韓国のトップ女優パク・シネが共演し「SBS演技大賞」で5冠を獲得した純愛ロマンスの傑作「ピノキオ」(2014-2015年)が、11月19日(水)から「Jテレ」ドラマナイト枠に登場する。韓国での初放送から10年以上を経てもファンを魅了し続ける、その魅力とは? また、韓国の国民的歌手ソン・シギョン出演の注目旅バラエティ「ソン・シギョンが行く!秘湯・絶景めぐり旅」も登場。日本でも人気の韓国スターが出演する2番組の見どころを紹介する。
■“嘘と真実”をめぐる物語…「ピノキオ」あらすじ

「ピノキオ」は、素性を隠し噓の名で生きる青年・ダルポ(イ・ジョンソク)と、嘘をつくとしゃっくりしてしまう架空の体質“ピノキオ症候群”のため嘘がつけないヒロイン・イナ(パク・シネ)が一人前の放送記者を目指して奮闘するピュアラブストーリー。
幼い頃に火災事故とその後の過熱する報道がきっかけで父を、そして母を失い兄とも生き別れたハミョン(ジョンソク)は、命を助けてくれた老人ゴンピル(ピョン・ヒボン)の養子となり“ダルポ”と名を変えて暮らしはじめる。
ゴンピルの孫・イナと“同い年の叔父と姪”という微妙な関係で共に暮らすうち、ダルポはいつしかイナに想いを寄せるように…。だがイナの母は、行き過ぎた報道でハミョンと家族を追い詰めた報道記者チャオク(チン・ギョン)だった――。“叔父と姪”という関係に、憎い相手の娘だという二重の意味で好きになってはいけない相手・イナに恋することになったダルポ。彼は、チャオクに憧れて放送記者を目指すイナを支えるため、そしてチャオクを見返すため放送記者を目指しはじめる。
■インスタフォロワー数は合計4000万人超!
本作の主人公カップル、その名をとって“ダーリンカップル”と人気を博したダルポ役のジョンソク、イナ役のシネはともに、韓国ドラマ界を代表するトップ俳優だ。
1989年生まれのイ・ジョンソクは、2010年のドラマ「検事プリンセス」で俳優デビュー。「シークレット・ガーデン」(2010年)、「君の声が聞こえる」(2013年)などで頭角を現し、「ピノキオ」が2作品目の主演作。その後も「あなたが眠っている間に」(2017年)などで人気を博し、“漫画の主人公”を演じたラブストーリー「W-君と僕の世界-」(2016年)と“三流弁護士”を演じた「ビッグマウス」(2022年)で、すでに2度も「演技大賞」大賞を受賞している実力派だ。
対する1990年生まれのシネは、子役時代に「天国の階段」(2003年)でチェ・ジウの少女時代を演じてブレイク。その後、大ヒットドラマ「美男<イケメン>ですね」(2009年)での男装ヒロインが人気を呼び、20歳にしてトップスターの仲間入り。「ピノキオ」や「相続者たち」などヒット作に出演し、結婚・出産を経て、2024年に俳優として復帰後も、大人なラブストーリー「ドクタースランプ」やキュートで残酷な悪魔ぶりが好評だった「悪魔なカノジョは裁判官」(ともに2024年)など、ヒット作を連発している。Instagramのフォロワー数は、ジョンソクは2500万人超、シネが1500万人超と、ともに国を超えた圧倒的人気を誇る。

■“W壁ドン”も…無自覚な胸キュンシーン続出
シネは抜群にチャーミングな“しゃっくり演技”に加え、ピュアで真っすぐなイナがハマり役。対するジョンソクは、186cmの長身と王子様のようなビジュアルに加え、イナへの想いを胸に秘めたダルポの切ない恋心を繊細に演じ、視聴者のハートをがっちりつかんだ。野暮ったかったダルボが放送記者の面接試験を受けると決めてヘアスタイルを整え、スタイリッシュなスーツ姿で登場したシーンの劇的なイメチェンぶりも見どころの一つだ。
「ピノキオ」の最大の魅力は、そんな2人が作り上げる胸キュンシーンの数々。「演技大賞」でベストカップル賞を受賞したジョンソク&シネだけに、口が達者で威勢がいいイナとぶっきらぼうなダルポの微笑ましい掛け合いはずっと見ていたくなるほどの幸福感。さらには、無鉄砲なイナを引き留めようとダルポが両手で繰り出す“W壁ドン”や、1枚の食パンをかじり合う“食パンキス”も…。当時20代半ばの2人による、無自覚でフレッシュな激甘シーンがこれでもかと押し寄せる。
だがイナは、どんなに強がっても次の瞬間しゃっくりで本心がバレてしまうという切ない性分の持ち主でもある。イナの本心を手に取るように理解しながらも、“叔父と姪”という関係性ゆえに一線を引き、恋心を隠して腐れ縁の幼なじみのようにイナと接することを選び続けるダルポの優しさがもどかしく、切ない。
■キム・ヨングァン“ボムジョ”もまじえた三角関係に発展

イナ&ダルポと三角関係を見せる御曹司記者ボムジョ役のキム・ヨングァンを筆頭に、 同年代の俳優陣との共演も見どころ。すでに視聴したファンから「途中からはボムジョから目が離せなかった」と人気を集めたヨングァンの演技も必見だ。元アイドルの追っかけという変わり種同期記者ユレ役のイ・ユビ、ダルポの兄ジェミョン役のユン・ギュンサンら若手キャスト陣とイナ&ダルポが織りなすドラマも胸を打つ。

さらに本作は、全編を貫く“真実を伝える意味とは?”のメッセージも印象的だ。歪曲した報道のせいで家族を失ったダルポと、母チャオクに「取材するとき記者は状況に応じて嘘をつく必要があります。そうしないと真実が浮かび上がってこない。だからピノキオは記者になれません」と冷たく突き放されるイナ、それぞれが“嘘と真実”に向き合いながら成長していく姿は、本作ならではの感動ポイントだ。
人気カップル、ジョンソク&シネを中心に、フレッシュなキャスト陣の演技は放送当時から高く評価され、「ピノキオ」は「SBS演技大賞2014」で最優秀女優賞(パク・シネ)、新人賞(キム・ヨングァン&イ・ユビ)、ベストカップル賞(イ・ジョンソク&パク・シネ)など5冠を獲得した。
ジョンソク&シネは、日本人気も抜群。今年もシネが6月に、ジョンソクも9月に日本でファンミーティングを開催。盛況ぶりが話題を呼んだばかりだ。そんな2人が紡ぐ真っすぐな若者たちの奮闘に笑って泣ける…、そんな純愛&青春ロマンスの傑作だ。
■日本人気抜群な韓国スターの旅バラエティも放送決定!

日本人気も抜群といえば、注目したい韓国コンテンツがもうひとつ「Jテレ」で放送される。11月17日(月)・18日(火)の2夜連続で放送される「ソン・シギョンがいく!秘湯・絶景めぐり旅」(2023年)は、今年10月に東京・大阪でコンサートを開催したばかりの韓国国民的歌手ソン・シギョンが2023年に人生で初めて秋田を訪れた様子をとらえた旅バラエティ。シギョンが、かねてから行きたいと思っていたという全国随一の秘湯・乳頭温泉をはじめ、角館の武家屋敷や横手のかまくら祭りなど冬の東北を満喫する。
松重豊と日韓の美味を食べ歩くバラエティ「隣の国のグルメイト」(Netflix)も話題のシギョンが秋田の美味を堪能し、酒蔵訪問で日本酒造りの工程をじっくり見学する。日本語がネイティブレベル、かつ酒好きのシギョンだけに、蔵元も「まさに、おっしゃる通りです」と驚いたほど的確な日本語による試飲コメントも必見!
◆文=酒寄美智子


