心筋炎の治療法
心筋炎の治療は、原因や重症度に応じて行われます。基本は安静と心臓への負担軽減が中心で、必要に応じて心不全や不整脈の治療、感染や免疫反応への薬物療法が行われます。重症例では集中治療が必要です。代表的な治療を3つあげてご説明します。
安静による心臓への負担軽減
基本治療は安静です。主に、循環器内科で診断や管理が行われ、軽症例では安静と経過観察で回復することもあります。中等症以上では入院が必要です。入院期間は一般的に、数日から数週間と症状によって異なります。
薬物療法
心筋炎が悪化し、心不全や不整脈が合併した場合は、循環器内科で積極的に薬物療法が行われます。利尿薬、ACE阻害薬、β遮断薬などを投与して心臓への負担を軽減します。場合によっては抗ウイルス薬や免疫抑制薬を使用します。多くは入院下で治療が開始されます。
集中治療・高度な医療介入
心臓機能が極端に低下する重症例では集中治療室(ICU)での管理が必要です。補助循環装置(ECMO)や人工呼吸器、強心薬を用いて心臓と呼吸をサポートします。これらは主に循環器内科や心臓血管外科の連携のもとで行われます。長期入院を要することが一般的です。回復後は心機能の改善を目的としたリハビリが不可欠で、リハビリ専門医療スタッフのもとで段階的な運動負荷を行い、社会復帰を目指します。
「心筋炎の初期症状」についてよくある質問
ここまで心筋炎の初期症状について紹介しました。ここでは「心筋炎の初期症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
心筋炎を発症するとどこに痛みを感じますか?
佐藤 浩樹 医師
主に左前胸部に痛みや圧迫感を感じることが多いです。狭心症や心筋梗塞と似た症状を示すこともありますので、安静にしても痛みが続く、息苦しさや動悸を伴う場合は、迷わず救急外来や循環器内科を受診することが重要です。

