森田剛、座長を務める舞台は“宝物”「皆さんとの稽古も含めて、いとおしい時間でした」

森田剛、座長を務める舞台は“宝物”「皆さんとの稽古も含めて、いとおしい時間でした」

森田剛
森田剛 / 撮影:松崎太陽

森田剛が、9月21日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて開催されたパルコ・プロデュース2025「ヴォイツェック」開幕前会見および公開ゲネプロに登場。共演の伊原六花、伊勢佳世、浜田信也、冨家ノリマサ、栗原英雄と共に稽古場でのエピソードや、“愛してやまないもの”について語った。

■19世紀を代表する未完の戯曲を日本で舞台化

同作は、ドイツの劇作家ゲオルク・ビューヒナーが遺した19世紀を代表する未完の戯曲「Woyzeck」を脚本を手掛けたジャック・ソーンが現代的に解釈し、アップデートした舞台。過去のトラウマと自身の心の闇と闘いながら生きる主人公・ヴォイツェックの姿を通じて現代社会のさまざまな問題を浮き彫りにし、内面的な葛藤に直面する現代人の姿を映し出す。2018年より新国立劇場の芸術監督を務める小川絵梨子氏が演出を担当し、森田はヴォイツェックを演じる。

演出の小川氏との稽古場でのエピソードについて、森田は「たくさんの言葉を頂きました。その中ですてきだなって思ったのが、一緒にやっている仲間を信じる、自分では何もしない、相手に委ねる。そんなことを言われました」と打ち明け、「だから100%信じて、自分も信じてもらって、そこで役として生きられたらいいなと思っています」と意気込んだ。

また、最初に脚本を読んだときと稽古を重ねた後で演じるヴォイツェックの印象は変化したかを聞かれると「ものすごく変わっています。ものすごいスピードで生きている感じがしますね。日々の稽古の中で、毎日発見があって、発見は今も続いていて、日々進化していくのかなって思うし、そんな感じでいます」と答え、本番を控えた今感じている役の印象を語った。

■森田らの“愛してやまないもの”とは

そんな中、主人公・ヴォイツェックは“愛を求めて生きる青年”ということにちなんで、「皆さんそれぞれが愛してやまないものは?」という質問が。

意外な角度からの質問に森田は「ありますけどね…。うん、伝わらないですよね」と何かを言いかけて考え直し、「空とか見ていますかね。こういう暗い話だから、朝起きたら空を見ると……うん」と、再び熟考。

あらためて「皆さんとの稽古も含めて、いとおしい時間でした。まだ(本番は)始まってないですけど、宝物になりました。皆さんとの時間を、愛情を込めて全力で最後まで駆け抜けたいなと思いますし、それを見てくれた方が何か感じてもらったらいいかなと思っています」と、“座長”として包容力たっぷりにまとめた。

一方、ヒロイン・マリー役の伊原は「私はおうちにいるモモンガとトカゲです!」と笑顔で答え、ヴォイツェックの母親とマギーの2役を務める伊勢は「剛さんの話を聞いていたら泣きそうになっています(笑)。私は剛さん演じるヴォイツェックを愛していますし、子役の2人も本当にかわいくて。(森田に対しても)今本当に母親なんじゃないかって目でいつも見ちゃっていて。年はそんなに変わらないんですけど、お母さんになった気持ちでいます」と、母親目線で思いを伝えた。

そしてヴォイツェックの同僚・アンドリュー役の浜田は「休憩と休日を心から愛しています。ふとアイデアが浮かんだりするのは僕の場合、大抵そういう時間だったりする。考え詰めているときよりリラックスしているときのほうが発想が出てくるので。とても大切にしています」、大尉役の冨家は「人と目が合って、意思の疎通がスッとできたときに小さな愛を見つけられて。そういう小さなものを見つけること」、医者役の栗原は「人生を愛しています。プライベートでは訃報が多くて、人間は必ず最期が来るんだなと思うと、一瞬一瞬を愛していきたいなと。この稽古場に来るのが楽しくて、出演者、スタッフみんなを愛しています」と、それぞれ愛してやまないものを語った。

パルコ・プロデュース2025「ヴォイツェック」は、9月23日(火)~28(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて上演。その後、岡山、広島、福岡、兵庫、愛知と地方公演を行い、11月7日(金)~16日(日)の東京芸術劇場 プレイハウスにてリターン公演で大千秋楽を迎える。

◆取材・文=月島勝利(STABLENT)

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