バージャー病は、聞き慣れない病名だという方も多い病気です。しかし国の指定難病であり、愛煙家の20〜40歳代の男性を中心に、病気になる可能性があります。
症状が悪化すると、足先や手先が機能しなくなる恐れもあるでしょう。最悪の場合は、四肢を切断しないといけない事態に陥るかもしれません。
愛煙家の方はバージャー病の正しい知識を知っておくことが大切でしょう。
今回は、バージャー病の予防方法と注意点について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
※この記事はメディカルドックにて『「バージャー病」とは?初期症状・原因・治療法も解説!医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。
バージャー病の予防と注意点

バージャー病の予防方法はありますか?
予防するには喫煙しないことが大切です。また、受動喫煙でも発症する場合があるので、喫煙中の方に近づかないことも大切です。
すぐに禁煙することが難しい場合は、喫煙外来をはじめとする専門機関に相談することもいいでしょう。
また規則正しい生活・食生活は、動脈硬化を防ぐ効果が期待できます。
歯周病もバージャー病に関係していると考えられているので、歯を清潔にする・定期的に歯医者に行くことも予防方法といえるでしょう。
日常生活で気をつけることを教えてください
指や足先は、清潔を保つようにしましょう。手足を温め、怪我をしないように注意することが大切です。
寒い季節・寒い場所にお住まいの場合は、手袋やカイロなどで手足を冷やさない工夫をすることもおすすめです。規則正しい生活・食生活も心がけてください。
食事の量にも注意が必要です。食べ過ぎは、おすすめできません。腹八分目を心がけ、塩分を摂り過ぎないようにしましょう。また禁煙は継続して行うようにしましょう。
喫煙はバージャー病の治療の妨げ・悪化に繋がりかねません。喫煙することが依存症になっていて本人の意思だけでは難しい場合は、家族のサポートも大切になってくるでしょう。
歯を清潔にすることもおすすめです。口腔をいつも清潔にするように心掛けてみてください。特に愛煙家の方は、歯周病予防のケアを積極的に行うといいでしょう。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
日本において、バージャー病は1970年後半をピークに減少傾向にあります。減少している理由は、歯磨きや喫煙率の低下だといわれています。
普段から喫煙をしていない・周りに喫煙している方はいない・家族でバージャー病の方はいないという場合は、発症する確率も高くないでしょう。
しかし愛煙家の20〜40歳代の方は、用心するに越したことはありません。最悪の場合は潰瘍・壊疽になって、四肢を切断する可能性もあります。
そうなれば、人生計画が大きく変わるかもしれません。寝たきりになれば、生活の質(QOL)に関わる問題になるでしょう。
少しでも疑いを持った場合は、病院に相談してみてください。早期に検査・治療を行うことで、予後を良好にすることもできるでしょう。
編集部まとめ

バージャー病は、国の難病に指定されています。原因もはっきりわからず、2022年現在では禁煙することが大事とされています。
愛煙家の方で手足の先に異常を感じる場合は自己判断して、そのままにしない方がいいでしょう。もしかしたら病気かもしれないと疑問を感じたら、専門医に相談することをおすすめします。
早期発見が、症状の悪化を防ぐことにつながるのです。専門医の指示に従って、症状を悪化させないように規則正しい生活・禁煙を心がけてください。
個人での禁煙が難しい場合は、禁煙外来に相談することもおすすめです。近くに喫煙されている方がいる場合には、受動喫煙に注意してみてください。
参考文献
バージャー病(指定難病47)|難病情報センター

