無茶な“流行”は安易に取り入れない
おしゃれな着こなしは、見る人にどんな印象を与えたいかという意図を感じさせるものです。シャツインやシャツアウトにも、「脚を長く見せたい」「下腹部を隠したい」などのスタイルアップの目的があります。このように、着ている服の特性を活かした着こなしができてこそ、おしゃれに見えるのです。着崩したり本来とは違った着方をしたりするには、その着崩しときちんと感のバランス調整というのも計算した上でないと、ただのだらしない人に見えてしまうので気をつけたほうが良いですね。
SNSで「こんな着こなしが今っぽい!」と謳われていても、それが実際にマジョリティに受け入れられているかどうかは別の話です。流行に左右されず、本当に良いと思った着こなしだけを取り入れていきたいものですね。
<文&イラスト/角佑宇子>
【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105

