●本人の前で言えないことを言うリベラルにうんざり
──立憲民主党の議員をはじめ、リベラルな視点を持つ人に対して、反感の声もSNSなどで散見されます。「攻撃的」「言葉遣いが悪い」といった態度を問うものも多いですが、たとえば「死ね」を「永遠の眠りにどうぞおつき下さい」などと言い換えればいいのか、という問題なのでしょうか?
僕もリベラル左翼にはうんざりしていますよ(笑)。たとえばSNSで炎上した「アベ死ね」ってありましたよね。あとは「安倍を叩き切ってやる」とか。じゃあそれを、果たして本人の前で言えるんですか、と。覚悟を持って本人に言うならまだしも、本人の前で言えないような言葉を言うな、ということなんですよ。
軽いノリでとか、炎上することを目論んで、とても本人には言えないようなことをSNSに書く。その姿勢が、僕はすごく嫌なんです。
あとはなんだろうな、「この国のことをしっかり考えていますか?」と思うところもあります。国民民主党の玉木代表は「内閣総理大臣をつとめる覚悟があります」と言っていましたが、「何がなんでも政権を取りにいく」という気概が感じられなかったし、主張や政策を見ていても、日本の未来へのビジョンをそれほど感じ取れなかった。だから多くの人が、自民党を中心にした政権に安心感を抱いているのでしょうし、「じゃあ今、野党の誰に総理になってほしいか」と聞かれても、なかなか思い浮かばないのでしょう。今後、求心力のある人が出てくれば、また変わるかもしれませんが。
それから「裏金議員」と言いますが、たとえば萩生田光一さんは秘書が略式起訴されましたが、本人は罪に問われていないし、疑惑のあった議員は説明責任を果たしています。検察も捜査を終了しているし、そもそも「裏金」というより収支報告書不記載と言うべきでしょう。それなのにリベラル左翼はずっと攻撃し続けている。一体どうしたら気が済むんですか?政治家を辞めれば満足なんでしょうか。一度何か問題になったからといって、人をとことん追い込むことには、僕は疑問を感じています。
●総理の仕事は想像できないほどの激務
──中国や朝鮮半島との地理的な距離を考えると、むやみに対立するのは得策ではないと、個人的には思います。花田さんは高市首相には、どのような外交を期待していますか?
共産主義政権の中国が脅威であることは事実なので、中国の動きをウォッチして牽制することは、とても重要だと思います。中国や韓国との話し合いは必要だし、もちろんするべきですが、いざという時のために防衛力を強化して備えておくことは、必要不可欠です。
財源などの問題があるので、すぐに大きく変えることは難しいと思いますが、今回の政権は、そちらの方向への外交のかじ取りを少しずつしていくのではないかと期待しています。
高市さんについて一つ危惧するとすれば、健康問題でしょうか。高市さんは「もう無理」というところまで頑張って、いよいよ具合が悪くなって初めて病院に行くタイプの方です。でも、高市さん本人は「好きな仕事に邁進しているだけ」なのかもしれません。ただ、総理の仕事は我々が想像できないほどの激務だし、国の代表ですからね。そこは心配しています。

