●「高市早苗」という存在を無視できない
このインタビューの数日後、高市首相が衆院予算委員会の準備のために、午前3時4分に出勤したことが報道された。
「ワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てる」という自らの発言を、文字通り実践したかたちだが、野党からは「不合理で危うい独自スタイルを改めるべき」や「(職員など)大変多くの方に大きな影響を与えたことは事実だと思う」といった声があがり、首相は陳謝に追い込まれた。
この一連のやり取りについても、SNSなどでは賛否が真っ二つに分かれ、今も高市発言を巡っては喧々諤々の議論が続いている。個人的には、何を言っているか・何をしているかではなく、服装や言葉遣いといった、わかりやすい要素だけで政治や思想を判断する風潮への違和感は、いまだ拭えない。
高市政権を支持するかどうかは一人ひとり違うし、是々非々で判断するという人もいることだろう。とはいえ、どんな思いを持っている人にとっても、もはや「高市早苗」という存在を無視できなくなっていることだけは、たしかだ。

