1.大好き・信頼している
猫がこちらを見つめながら、ゆっくりと目を閉じたり、まばたきをしたりするのは「安心している」「あなたを信頼している」「あなたが大好き」という気持ちのあらわれです。いわゆる「ゆっくりまばたき」や「猫のキス」などと呼ばれる行動で、猫が心を許している相手にだけ見せるものです。
このまばたきは、飼い主さんの側から送っても同じ意味を持ちます。猫を見つめながら、穏やかにゆっくりとまばたきしてみてください。もしかしたら、猫が同じようにまばたきを返してくれるかもしれません。それはまるで「お互いに大好きだよ」と静かに伝え合っているかのようです。
2.あいさつ
猫同士のコミュニケーションでは「あいさつ」の際にもまばたきをします。これは、人間が「こんにちは」と声をかけたり、軽く微笑みかけたりする行為と同様で、相手に穏やかな気持ちを伝えるためのものと考えられます。また、猫のまばたきのあいさつには、相手の存在を確認するという意味もあるようです。
これは、人間に対しても同様です。まばたきをすることによって、猫は飼い主さんに「あなたの存在を認識していますよ」「ここでは安心して過ごしていますよ」という友好的なメッセージを伝えているのです。
飼い主さんがこのサインに気付いて同じようにまばたきを返すと、猫はあいさつが成立したと認識し、お互いの絆を深めることができるでしょう。

