愛猫を残して外出するとき、いつも通り元気に過ごせているか気になりますよね。猫のことが気になってしまい、できるだけ早く帰るという人も多いのではないでしょうか。
ねこのきもちWEB MAGAZINEでアンケートを取り、猫を留守番させるときに気をつけていることを教えていただきました。ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生に聞いた、留守番時のポイントもご紹介します。

引用元:猫の留守番に関するアンケート
「愛猫を留守番させるとき、気をつけていることはありますか?」というアンケートを取ったところ、94%の飼い主さんが「はい」と回答しました。どのようなことに気をつけているのか、飼い主さんたちから寄せられた回答の一部をご紹介します。
どんなことに気をつけている?
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
- 「万が一自分が帰れなくなった場合のことを考えて、水は多めに用意し、自動給餌器にもカリカリを多めに入れています。室温はスマホで確認できるようにしておき、常に気にかけています」
- 「出かける前にバッグを見せて“行って来るよ、待っててね”と声をかけてから外出します」
- 「IHコンロにチャイルドロックをします。エアコンのリモコンは押せない場所にしまい、心地よい温度に設定して出かけます」
- 「充電コードや紐類おもちゃ類は隠し、誤食しないようにしています」
- 「夏はエアコンの温度が低すぎないようにします。玄関の手前にある脱走防止柵の閉め忘れにも気をつけています」
- 「家に誰もいなくなるときは、心配なのでケージに入れてから外出します」
- 「キッチンなど危ない場所に出入りできないよう、しっかりドアを閉めています」
- 「何も言わずに出かけるとすねて粗相をすることがあるので、おやつをあげながら“お留守番しててね”とお願いして出かけています」
- 「猫が自分で快適な温度を選べるよう、温かいベッドやひんやりマットの両方を季節に関係なく置いています」

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ここからは、ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生にお話を伺います。
――猫は飼い主さんがいないとき、不安や寂しさを感じることがあるのでしょうか?
山口先生:
「分離不安などがない限りは感じないと思います。環境が快適であれば心配はいらないでしょう」
――猫を留守番させるとき、どのようなことに気をつければよいですか?
山口先生:
「安全で快適に過ごすことができるような環境を整えておきましょう。
具体的には、新鮮な水や食餌を問題なく摂れるようにすること、ケガや誤飲などの事故が起こらないようにすること、タワーやステップなどの遊び空間や、いざとなったら隠れられる安全スポットを確保することなどが挙げられます」
愛猫が安全に過ごせるよう、万全な準備をして出かける飼い主さんが多いようです。飼い主さんの深い愛情を感じるアンケート結果でしたね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
取材・文/柏田ゆき
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年9月時点の情報です。
