全国の保護者らに聞いた
子どもとのお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ社が、「子どもとサンタクロース」に関するアンケート調査を実施、その結果を公表しました。2025年最新の調査結果から、現代の子育て家庭におけるサンタクロース事情を紹介します。
調査は2025年9月、「いこーよ」会員で子どものいる保護者を対象にウェブ上で実施。429人から回答を得たものです。
まず、自身の子どもがサンタクロースを「信じていると思う」と回答した親は約6割(60.4%)に上り、さらに「信じているかどうか分からない」(10.3%)を合わせると、約7割の家庭がサンタの存在を楽しみながら共有しているようです。「信じていないと思う」は7.7%にとどまっています。
子どもの年齢については、6~8歳で最も高く約8割(76.3%)が「信じている」と回答。そして9~11歳でも73.3%が信じており、この年齢層がサンタを信じる年齢的なピークであると考えられます。12~14歳になると「信じている」子どもは48.5%まで下がり、現実的な見方が増えていくことが分かります。
また、子どもから「サンタクロースっているの?」という核心をつく質問をされたとき、親はどのように対応しているのでしょうか。今回の調査では、親の対応が主に以下の3つのパターンに分かれることが明らかになりました。
夢を守るファンタジー派のケース:「いるよ! ママ&パパも信じているよ」など、子どもの夢やファンタジーを大切にする対応です。
論理と納得感のバランス派のケース:実際にあるサンタ村の話をするなど、夢を壊さずに現実的な要素も交えて説明し、子どもに納得感を与える対応です。
現実との調整とサンタクロース卒業派のケース:「じいじやばあば、パパやママ、それからあなたによくしてくれる人みんながサンタクロースなんだよ」と伝えるなど、サンタの役割を家族や周囲の人々の愛として説明し、卒業へと導く対応です。
サンタクロースの存在は多くの家庭にとって子どもたちのワクワク感を生み出し、親子の会話を深める大切な要素となっていると言えそうです。親の対応スタイルは多様ですが、そこには共通して「子どもの心を大切にする」という姿勢が見られました。。
(LASISA編集部)

