新型コロナウイルス感染症は何日で症状が軽くなる?
先述のように、新型コロナウイルス感染症の症状は1週間程度で症状が軽くなる場合が多いとされています。しかし、症状が何日くらいで治るかは、患者の年齢や持病などにもよります。特に、高齢であることは最も重要な重症化リスク因子として知られています。その他には、慢性的な心臓や肝臓、腎臓、または呼吸器の病気がある方も、重症化のハイリスク要因として挙げられます。免疫力が低下する病気にかかっていることや、免疫力を低下させる治療をしていることもあります。こうした要因によって、新型コロナウイルス感染症がいつ治るかは変わってきます。
「新型コロナウイルス感染症による喉の痛み」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「新型コロナウイルス感染症による喉の痛み」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
新型コロナウイルス感染症の初期症状について教えてください。
小島 敬史(医師)
新型コロナウイルス感染症の初期症状は、喉の痛みや鼻水・鼻詰まりといった風邪のようなものがよく見られます。それに加えて、だるさや発熱、筋肉痛といった全身症状が生じることも多く、インフルエンザによく似ています。
熱はないけど喉が痛いのはどんな病気が考えられますか?
小島 敬史(医師)
熱なしでも喉が痛いといった場合は、いろいろな原因が考えられます。今回ご紹介した新型コロナウイルス感染症や、一般的に風邪と言われる上気道炎、インフルエンザ、扁桃炎などが挙げられます。その他にも、胃食道逆流症などの消化器系の病気の場合もあります。症状が長引く場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
喉が痛い時にカロナールを飲んでもいいのでしょうか?
小島 敬史(医師)
カロナールはアセトアミノフェンを配合した解熱鎮痛薬です。喉が痛い時にカロナールを飲んでも問題がない場合が多いです。ただし、他の解熱鎮痛薬との併用は避けることなどの用法容量を守るようにしましょう。購入する際に薬剤師の方に相談するのが良いでしょう。喉が痛い時にカロナールなどの痛み止めを内服しても症状が改善しない場合、医療機関を受診することをお勧めします。

