環境に配慮したものづくりが評価される

精成舎を運営する224の代表・辻諭氏は、受賞にあたって「名誉ある賞に選んでいただき、心より嬉しく思います。この受賞をきっかけに、吉田焼の新しい可能性がさらに多くの方へ広がっていくことを願っています」とコメントを寄せた。
また、「2025年グッドデザイン賞・グッドフォーカス賞」審査員は、「陶磁器産業は高温焼成や資源消費により環境負荷が大きいとされるが、本製品は釉薬を必要としない新素材『晟土』を用い、鉄粉による斑点を意匠として受け入れることで、工程や製造ロスを削減し、CO2排出量を従来比で約40%抑えた点が革新的である。
通常は不良とされる要素をあえて素材段階から肯定し、良品率99%を実現したことも大きな成果といえる。器の静かで凛とした佇まいには、この製法ならではの偶発的な表情が感じられ、暮らしに自然と馴染む実用性と美しさを両立している。
さらに吉田焼の他窯元への展開を視野に入れ、環境に配慮したものづくりを産地全体に広げようとする姿勢も、未来への大きな可能性を示しており、高く評価できる」とコメントしている。
400年という長い伝統を持ちながら、未来に向けて新たな取組に力を入れる肥前吉田焼。この機会に「uzra」シリーズをチェックしてみては。
(淺野 陽介)
